低くする

おはようございます。

「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございます。
昨夜の老子「根本に帰る」、根本を大切にしましょう。個の人間の持っている根源を知ることで実人生を大きく左右する。「己を知る」べきです。己自身の中にあるものが発露するからです、当然と言えば当然です。
「低くする」。
道理とは道理であり、「得る者は失い、与える者は得る、高くする者は低くされ、低くする者は高くされる」。
老子81章に「聖人は積まず。既(ことごと)く以て人の為にして、己れ愈(いよ)いよ有り、既く以て人に与えて、己れ愈いよ多し。」と。
タイミングの悪い話ですが、この度も水の強さを思い知らされました。水は、その謙虚さ、柔弱さゆえに、万物の中で最も強いと老子は言います。老子は、他の何よりも「水の精を範とし」、「水の精を導き手としている」のです。
水は万物になくてはならない存在です。すべての「精たち」を陰で支える精霊界の最大の「奉仕者」なのです。水の精はまた、「聖性の精」でもあるのです。
水のようになるとは、「謙虚にふるまうことではなく、謙虚な心になること」です。難しければ、天を意識することです。天に導かれるとき、人は真に謙虚になれるからです。天に順うしかないからです。そうなって、人は「他者に振り回されることのない自己が確立される」のです。
我である、自尊心で生きる間は、個であるがゆえに、個に振り回されるのです。己の根本の精に目覚め(天理に目覚めること)、日々やり直すことで性命に大きな「力がみなぎる」のです。外へ外へと精力を出すことばかりすれば疲弊するばかりとなるのです。
明晩は「にんげん学」大阪講座、大阪地区の皆さん、月一度魂の故郷へ帰る学び、無に帰する故パワーアップするのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。