相克しない

おはようございます。

私が日常に行っている祈りは「理想を実現するため」です。もちろん「現実の幸せのため」でもあります。先後は理想が先で、現実が後です。先後と言えば先が大事で後がそうではないと受けとめられてしまうのは本意ではありません。
理想と現実のバランスを取れるように祈るというほうがいいのかもしれません。どちらに偏ってもいけないのが社会だと考えています。
「相克しない」。
理想と現実、この二つは相克(そうこく)するものではないと考えます。相克とは「対立・矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうと争うこと」ですが、理想は「向上志向」ですし、現実は理想の上に於いて実現されるものと考えるからです。理想がなければ現実の生活の中で「豊かな辛抱、楽しく夢を持つ」ということすら無くなってしまうのではないかと懸念するからです。否、懸念ではなく、昨今の世相を見ますと現実に振り回されているように見えるのは私一人ではないのではないでしょうか。
「にんげん学」講座を各地で行っている意図も同じです。理想を先に教え、功利的で現実的なことを後に教えることが人間的成長を促すものだと信じるからです。損得や功利的なことを若者や少年少女達に理想より先に教えてしまいますと、短絡的な損得しか言わない、情況を見ることをせず、自分の思ったことしか発言しないような愚かな人間性を醸成してしまうことになるのです。
理想と現実は相克しません。理想をベースにしてこそ現実生活の中で豊かな志向をする人が多くなるのだと確信しています。
どうぞ皆さん祈り、そして学び理想を掲げて現実を確かに生きてまいりましょう。そう在れば決して閉塞感などは生まれないのです。そして愚かな政治家も生み出さないのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。