回向

おはようございます。

愛宕寺彼岸会回向法要足下のお悪いなかご参拝ありがとうございます。皆様方からご依頼されましたご先祖様、水子様、物故者のご回向確かに一週間お勤めさせていただきます。
先祖供養の大切さは昨日も書きました、回向する心は「繁栄の大本」です。繁栄がなければ「継続もあり得ない」からです。自分の行為で得た物を「他に差し向ける行為が回向」、花咲けば自然と鳥や蝶や虫たちが集まり「生命の連鎖がある」如くです。
「回向(えこう)」。
私たち人間は道理を確かにすれば無心に回向し、人様のお役に立つことで人間です。昨日も書きましたが「和合がなければ生命の誕生はありません」。愛する家族に尽くすのは理屈ではなく自然な行為、営みです。無心に回向すればするほど「和合を広げ、根を深くし盤石となる」のです。
人間が神と同様に創造できるとすれば何でしょう?、それは「子供」です。新たな生命を生み出すことが出来る、このことは「驚異であり神秘です」。故に畏れ感謝しなければなりません。畏れと感謝の行為が「祈り」です。
回向は「愛」です。愛は「布施」です。布施は「見返りを願わない真心」、それが真実の回向。お彼岸の期間に「六波羅蜜の行」をするというのが古来からの教えです。六波羅蜜の第一が「布施波羅蜜」。六波羅蜜の「土台、ベース」が布施波羅蜜です。波羅蜜とは「彼岸」であり、迷界から悟界へ行くことです。布施を行うことが則ち「悟界に在ること」です。
春秋二回、半年に一度回向する心を戒めるために一週間「波羅蜜の修行を行う」、回向の行を行うことで、自然に家庭の中がお互いがお互いに尽くすことを言わず語らず出来るようになるのです。それによって自然に和合が強まり家の基盤は確固たるものとなり繁栄していくのです。
回向する、人を思いやる心を大本として社会生活をなすことで、家庭人として、社会人として、個人として必要とされる人間性を形成し繁栄が継続していくのです。
回向とは「大なる功徳」です。どのような人生を歩むにおいても大切な基本、大本なのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。