これくらい

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。「大道廃れて仁義有り」、考えさせられる老子の言葉です。廃れなければ仁義が大切にされないのかと考えますと、悲しいものですが、昨今の実情を観ますと「ううぅぅ〜ん」とうなってしまいます。
又人に(外に)善を求めるのは己が出来ていないからだという老子の「示唆」には大いに反省させられます。
会社や社会、人に仁義を求める前に己が仁義有る人間として在らねばと改めて肝に銘じたところです。
「これくらい」。
先日も積小為大、小さいことを大切に積みあげることを書きました。大成したいと考えていながらできない人をじっくりと拝見していますと、「これくらいと思っているのではないか」と考えられる行動をしている人が多いことに気づきます。
いわゆる「気配り、気づかい」が足りないのではということです。「公私の区別ができていない」のです。仕事するにしても、自分の考え方「我流」で行ってしまう、「相手の立場に立っていない」のです。
結果が同じであれば無意識に「これくらい」良いではないかとやっているのです。ですから結果に違いがありませんから「本人が一番気づかずにやっている」のです。
「悟後の修行(悟った後の修行)」が一番大切と言われます。知ってからの「実践」が大事だということです。知ってから原理原則に忠実に体現することが道を踏みはずさない本です。
「これ位」ですから、「位が分かっていない」、「立場が分かっていない」、「礼節がない」ということです。これ「位」の「位」という字義をよく考え、今の仕事や立場になれたのはどうしてかということを考えれば、「これくらい」というような雑な仕事をしなくなるのです。今の「位、立場を確かに」して人生を歩みましょう。
明晩は「にんげん学」一宮講座、東海地区の皆さん会場でお待ち致しております。明後日は東京講座です、東京地区の皆さんよろしくお願いします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。