姿勢

おはようございます。

今日から一泊二日CMA主催「管理職研修」が行われます。研修生の皆さん気をつけてお出かけください。CMAのT代表とはもう30数年のお付き合いをいただいています。研修生の人数は数え切れません。
「姿勢」。
心華寺で企業研修を行うなどと考えてもいませんでした。比叡山下山後私は心華寺の在り方を「祈願寺」と考えていたのです。現世利益で生活の安泰、安心を得て人生を歩んで欲しいと願ったのです。皆様の「心願を祈る寺、祈願が成就する寺」としようとしたのです。
そのために「時間」を大切にしました。時間を大切にすることはどなたも一緒でありましょう。だからこそ一層大切にしたのです。一日三座のお勤め、それを基準としての一日の生活、起床し水浴、作務、お勤め、作務、お勤め、作務お勤め、就寝ということを時間通りに行うようにしたのです。
私はいわゆる一般世間を知らないままお山に入り12年を過ごし下山し社会の中で生活をするということになりました。ですから規則に従う、予定に従う、上の指示に従う、同僚と力を合わせて行う、下の者を導く、物事を自分の事として考える等々などは当たり前のことと考えていました。
そして「来る者は拒まず、去る者は追わず」ですので、在る日T代表が研修を行うことになったのです。私は別段厳しく対しているとは考えず、普段のまま研修生の皆さんやT代表と接したのですが、キチッとしていたのが評判になったようで、それ以来のお付き合いとなったのです。
人様に対したときの「応対・対応」、指示されたらそれを「履行する」、仲間が在れば「共に」などは当たり前、並べば「キチンと整列する」人間で在ればこれまた当たり前、休み時間などは「修行中の私語などはしない」、これらを出来なければ指導する、それが何故か会社の方に共鳴を生み今日までのお付き合いが生まれたのです。
祈りも同様で、同じ時間に祈る、同じ時間に水浴をする、同じ時間に作務をする。時間を確かにすることで自然の運行は巡り来たり、四季折々に恩恵をもたらすのです。
時間は自分で決められることの最初にできることです。オーバーな言い方ですが時間を確かにすることに命を懸けたのです、自分の生命を現している精神、姿勢を一番に知ってもらえる、感じていただけると考えたからです。
それから皆さんがお参りに来てくださるようになりました。私が祈り信じていますご本尊様は「水神、辯財天」様です。どのような願いでもお聞きくださいます。「水は万人に必要とされる故にその徳をいただき私も必要とされる」徳にあやかる。また水は隙間のないところでも隙間を作り入っていく性質があるのです。
人生の姿勢を大事にすることは教えに感動したからであり。教えを形に出来るのは自分です。水のように柔軟に何事があっても己を見失わないのが水の精神でもあります。
明日は第一日曜ですので心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時からです。ご一緒に祈りましょう。心がとてもほっとしますよ、そしてパワーアップします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。