慈悲

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんありがとうございます。昨日学びました明哲保身、出処進退は学べばこそ柔軟性が発揮できます、学ぶ事ができない人は狭い考えにしがみつき進退を誤ってしまうのです。
来月は本年最後の講座です。一年の締めくくりを確かにするためにもご出席をお待ちしております。学ぶという謙虚さは逆に多くのものを得ることになります。得たいと考えたとき失うものを多くするのです。一年の最終講座ご一緒に学びましょう。
「慈悲」。
人は得たいと考えたとき得ることが出来ず失うようです。御仏の教えは慈悲、与えることを考えなさいと「ことある毎に説いた」のです。慈悲を思ったとき発想が豊かになるからです。欲しいと願ったとき「発想が貧しくなり、心も貧しくなる」のです。
貧しき者は「高みにおりたい」と考えるあまりに言葉も態度も傲慢になり、逆に低くんじられるのです。そこには何等思いやりもなく、幸せや喜びを考える余裕もなく、あるのは「欲しい欲しいの貧しい気持ちだけ」です。
慈悲多き者は陰で多くの者を支えるために多くの人に必要とされるのです。己のことしか考えない者は「心の器が自分一人分しかなく」貧しく狭いことを知らずにいるから、どんなに得ることを望んでも「入る余地がない」のを知らない。
慈悲多き者は他者に振り回されることなく、他者のために生きているためどんどん器が大きくなり活躍する場を大きくしていくのです。
慈悲、思いやりとはかくも偉大なのです。今夜は「にんげん学」東京講座、孔子の仁を学びましょう。学び、謙虚に生きることは得ることでもあるのです。
謙虚に学ぶ人は自分のために学ぶのではなく、人の為に生かすために学ぶのです。この慈悲・仁という理解一つで豊かに学んでいくか、自分の事しか考えず貧しくなるために学んでいるかの相違となることに気づきましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。