労い合う

おはよううございます。

先日ブータン国王夫妻が来日されました。「国民総生産量」ではなく「国民総幸福量」を提唱している国の王さまです。助け合うのに「何でという言葉を必要としない国」。困り事が在れば「自然に助け合う国」、きっと幸せのために何をすべきかなどという理屈など無く助け合うことだ、支え合うことだと言うことが「身についている国」なのではと思います。人は一人では生きてはいけないことを理屈抜きで知り、行動している民族、私たちもそうありたいものです。
人の一生とは死に向かって歩むことであります。何か訳の分からないようなことを書いているようですが、突き詰めて言えばこのようであるのです。ですから「和やかに在るべき」なのです。
しかし和やかに在ることは以外と難しいものでもあります。だからこそ「労(いたわ)り合う」ことが大切ではないでしょうか。自分の事しか考えることが出来ない故に悩み傷つき争うのです。勝つ喜びではなく、分かち合う喜びを多くする。
「労り合う」。
労(いたわ)り労(ねぎら)いあって生きる、上にも書いたようにこれが難しい、何故ならば一人では生きてはいけないのがこの世であるからです。それぞれが労り合うことに気づき、相手を大切にしなければそれは実現しないからです。相手を大切にすると言うことの土台が「家を守る」ということにあります。そして会社を守り、国を守る。
先ず家族で労り合い暮らすことです。お互いが先ず労いの心で先に自身が働くことを率先すれば、食べて、暮らせて平凡に楽しく過ごすことができるのです。先ず自身が支えるのだという労りの心が在れば、不平や不満などは湧いてこないのです。
この労りの心が一生を安泰に導く土台なのです。ではいたわりの心を持って接して相手から労りを期待できるのかといえばそれはノーです。そのような打算の心は労りではないからです。打算からは恨み辛み不平不満しか生まれないのです。もし人に不平不満を持っているとしたら人に対する心に打算があるのです。
労り、労いの心とは打算や功利的な心ではないのです。子供や親を労るのに打算や功利的な心で行う人などはいないはずです。人生の土台である家庭からしっかりと労り合う暖かい家庭作りを目指しましょう。
家庭は一番甘える場所であり、安心できる世界です。いたわり合えて共に働くことが出来れば最高の家庭が出来上がるのです。素晴らしい会社も国も実現することを信じています。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。