受け継ぐ

おはようございます。

いよいよ師走、納めの月と考えただけで何か力が入ります。一年の厄を払い落とし清め新年を迎えるためにしっかりと一ヶ月を過ごしましょう。今月もよろしくお願いします。
昨日は、がん・中風・ぼけ封じ「大根焚き」お灸鉢かぶり法要で皆さんに食べていただきます「丸大根」を信者のKさんとEさんに奉納いただきました。丹誠を込めて作っていただいた大根ありがたいことです。種を祈祷し、大根を祈祷して焚き上げる、ご利益がありますよ。多くの人の手と心、そして神仏のお力、さらに行者の身命を捧げた祈り。
どうぞ皆さん4日(日)はお参りの上、誠澄のお加持を受けご利益をいただいてください。何ごとも行動が無ければ得られません。
「受け継ぐ」。
日々千年を超え伝えられてきた「祈祷法」を修法しています。それを受け継いでいるという「誇り」があります。日々祈りを捧げることで「皆さんをお守りすることが出来る」という誇りも。
誠澄が行じている断食行も千年に亘る教えがあるからこそです。それは祈り、行じることでご利益があるという確信、確固たる信念からです。そうでなければ「食べず、水を飲まず、寝ず、横にならず」の決死の行などはできません。又「人から人そして又人へ」とは伝わらないのです。
「守ることに感動、感銘」大げさな表現かもしれませんがお経を唱えているとき、伝えられてきた思いを考えたとき「思わず涙があふれ出る」ときもあります。
受け継ぐものがある、伝えられたからこそ「人を導く、救う法がある」という強い思い、「現実にご利益があったから」こそ次世代へ受け継がれていく。
祈ること、学ぶ事、仕事をすること、これら全て「先人から伝えられてきたもの」だという感謝がなければ一時繁栄した会社でも、そこには「使命感が無く」やはり滅び去るのです。
「誇りや自覚は人に評価されるためのものではなく」、「自主的な誇りであり自覚だからこそ」伝えられていくのです。
今年は天変地異が多くありました、古人から言い伝えられた教訓の言葉の大切さも改めて知った年でありました。温故知新、前にばかり心を奪われて足下を掬われないように一年の締めくくりをしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。