直感

おはようございます。

昨日は資質、五力のあることを書きました。今日は「感性」のことを少し書きましょう、感覚、感じる世界、体得する世界です。感じて後に思考することです。
このことは知識の世界ではありませんので、体感する世界。普段から人や物をよく観察しようとする意識がなければいけません、また事に敏感であることが望ましいのです。
「直感」。
「勘が良い」という言葉があります。これは第六感を超えたことを言います。五感を鍛えればこの勘に冴えが出てくるのです。いわゆる相手が何を求めているのかを予感できる、察知できるのです。ですから日々物事をよく見るという意識が大事です。そうすることで適った「対応ができる」。
ですから「視、観、察」という見方が大事となるのです。論語、為政第二、十条「子曰く、其の以(な)す所を視、其の由る所を観、其の安んずる所を察すれば、人焉(ひといずく)んぞ廋(かく)さんや、人焉んぞ廋さんや。」。
意は「孔子言う、人を観察するには三段の方法がある。まず第一に、その人のなすところ、すなわち実際の行動を視る。第二に、その行動の由って起こった原因動機を観る。第三に、その人が自分の行った行動に対してどの程度に心安んじておるかという点を察する。この三段の方法を以て人を観察すれば、人の全貌はおのずから現れて来るもので、いかにかくそうとしても、かくしきれるものではない。」。
何ごとでも行為をなすに至った動機を確かに見抜くことが大事なことです。その観点からも孔子の言う観察する三段の方法が重要なことです。
欲から物事を観察したとしても真実は見えて来ません、確かな観察力を磨き上げるために直感で感じたことを大事にすべきです。その上で自分が感じたことと相手の言語、行動のズレを確かにする、それが勘の冴えを高めることにもなるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
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