絶対性

おはようございます。

私は「最誠(さいじよう)」という法名釈尊の法を受け継ぐ者として師匠からいただきました。私もよく命名を頼まれたり、姓名判断をいたします。
お子様が誕生されて親が最初に子供のために行うことが「命名」です。ですから非常に重要な親の責任があるのです。軽々しく名づける親御さんはおられないでしょうが、軽んじることは「命を軽んずる」ということです。
「絶対性」。
命は「絶対性を表す文字」です。故にこの子に「○○」と命名するということは、この子には「この名が絶対によろしい」。この「名の表す如き人物になれかし」、この「名の示す道理にしたがって生きよ」、という厳粛な意味なのです。
私たちの世界は「むすび」から「人生すべての事が始まる」のです。これを私たちの世界の言葉で言えば「縁起(えんぎ)」です。あることがこの「縁」によって「因」となり、「果」を生じる。すぐれた因が、すぐれた縁で、すぐれた果を生ずるのです。
「勝因・善因」が「勝縁・善縁」によって、「勝果・善果をむすぶ」のです。この「むすび」ほど不思議なものはないのです。
私たちは「絶対性」を持った名をちょうだいしたことを忘れず名の示すように生きれば素晴らしい「むすび、縁」をいただき、すばらしい果を生むのです。名を辱めることのないようにしなければいけません。
私も師にいただいた名を大切に「誠を尽くし」残り少ない本年の半月を過ごしたいと考えています。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。