後言しない

おはようございます。

寒い毎日ですが窓から明るく日が照っている外を眺めていますと実際には寒いのですが何か暖かな気持ちになってきます。目から感じる気持ちは不思議なものです。そんな自分の気持ちに素直になるべきだとふと思ってしまいます。
「後言しない」。
書経に「面従して退(しりぞ)いて後言(こうげん)あることなかれ」とあります。会社の上司や友達との会話は日常のことです。先の言葉は「面と向かって、はい、はいと相手の意見に従っておきながら、かげに回って不平不満を並べたり、非難したりする(面従後言)。そのようなことをするなというのです。」。この言葉は「聖天子といわれた舜が後継者の禹(う)を戒めた有名な言葉」です。このような態度はリーダーに限らず誰にでも必要なことです。
これは、人間関係の中で、私たちが犯しがちな過ちの一つです。ふだんから、よほど気をつけておきませんと、ついこうなってしまうからです。
このような態度にマイナス点が二つあります一つは、こちらの「人格の低劣さを疑われてもやむをえない」という点。もう一つは、「後言」は、必ず「相手の耳に入る」。「これは内緒だよ」と念を押せば押すほど、「相手につつ抜けになる」。当然、相手としても、いい感情を持つはずがない。その結果、人間関係を決定的に悪化させてしまうのです。
言いたいことがあったら直接相手に言う。言ってはならないことについては、あくまでも沈黙を守ることが大事であるのです。後言するのは言い訳でもあり、若いときにこのような態度を取るようであれば決して大成するはずはないのです。これらもやはり「にんげん学」を修めてこそ身につくものです。何ごとも頭の中だけで理解したとしても身についていなければ出来ないのが相場です。
今夜は「にんげん学」京都講座。皆さん一ヶ月に一度。己を磨くために月一度の予定を確かに出来ないようであっては面従後言をするような人間性を自分で作っていく可能性大であります。会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。