明暗

おはようございます。

研修生の皆さんはこれから坐禅です。寒くて素晴らしい朝です。理屈で分かってはいても、体を通したときどのように反応し、対応するかで以後の展開が大きく違ってくるのが人生です。
何の障害もなく、問題も起きないなどという人生はありません。理屈一つ取ってみても、十人十色、みな違うのです。違うからこそ四方八方に目配りが出来、危機管理も出来るのであり、十人も居って頭が一つであっては力にも何も成らないのです。
しかし十人居って一人の人間に個々人が協力しないような会社、チームであってはこれまたお話にならない愚かな集団とも言えます。
名社長、悪社長(名社員、悪社員)の違いはどこにあるのでしょう。頭が悪いから悪社長(悪社員)となるのではありません、ではどこで違っていくのでしょう。
それは自己コントロールの有無です。苦楽は誰でも味わう世界です。時にどういう行動をするのかが、名、悪を分けることとなるのです。
日常の身近な周囲の出来事に漫然と対するのではなく問題意識を持ち今日一日をベストに過ごす行動をとっているかという日々の繰り返しの積み重ねが意識を新たにします。漠然と過ごさないと言うことです。
「明暗を分けるもの」。
私たち人間はだれでも感情や欲望を持っています。ですが、感情や欲望のままに、言いたいことを言い、やりたいことをやっていたのでは、たちまち人生転落し奈落の底に落ちてしまいます。
感情が高ぶったとき、欲望を感じるような事態が生じた時、極力みずからの我がまま勝手を抑制するのが名社長(社員)となっていきます。「忍耐力」を持っているかどうかで「明暗」が分かれると言ってもいいのです。
人生の中で「忍耐」をしなければならないときが必ずあります。そのときにどのような行動をするのかです。自分の楽を考えてのみ行動するのか、人の事を考えて率先して耐え、次善の策を講じる工夫をして打開することを率先することを自ら課するのかです。
誰でも自己コントロールはするのです。時に自分の事しか考えないのか、人の事を考えて行動するのかです。
知識を単に人生を楽にするためと考えたとき、困難な事が生じた場合、何のためらいもなく一番最初に自分が逃げを決めるでしょう。
知識を社会のためと考えている人は問題に直面したとき又学び直すことをするのです。
今朝の坐禅坐禅のために座る人と、苦痛を感じる己を知り、又同じような苦痛を感じたとき、どうするのかという前向きにチャレンジする自己コントロールの必要性の大事を知った人が大きな転機となる機会、運を手にすることができるのかも知れません。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。