信じられて

おはようございます。

2月晦日、今月のご愛読ありがとうございます。お陰様で無事終えそうです。「人という字も、入るという字も支えられてこそ」です。皆様のお力に支えられて今月も過ごせたことに感謝です。今朝は屋根を叩く雨の音が響いています。もう少し天意を汲むようにとの恵みの雨かも知れません。冷たさも少なく自然の目覚めにちょうどよい雨のようです。
「信じられてこそ」。
昨日も論語、子張第19の条を引きました。今日も子張篇を参考に、よく私は弟子を注意します。時に「ああ、信用されていないのだなぁ〜」と反省し、己を恥じるのです。
子張第10条に「子夏(しか)曰く、君子は、信ぜられて而(しか)る後に其(そ)の民(たみ)を労(ろう)す。未(いま)だ信ぜられざれば、則(すなわ)ち以(もつ)て己(おのれ)を窅(や)ましむと為(な)す。信ぜられて而る後に諫(いさ)む。未だ信ぜられざれば、則ち以て己を謗(そし)ると為す。」。
意は「子夏言う。君子が世に処するに当たっては、まず以て自分の身に信義を守り、その結果、民からも君からも信頼を得るようになることが大切である。民に信頼されるようになって初めて、その民に仕事を命じて労苦に服させるがよい。すると民は労苦してもその君子を怨むことがない。これに反し、まだ民から十分の信頼を受けずして民を労苦に使役すれば、民は自分達を君子が苦しめると考え怨むであろう。又君子が君につかえる場合も同様で、君から信頼されるようになって初めて君を諫(いさ)めるがよい。もし十分、君から信頼されることなくして諫めると、君は恐らく自分をそしるものと考えて、疎(うと)んずるであろう。」。
人の信頼を得てこそ、確かに働いてもらい、仕えてもらえるということです。また人に仕える場合も信頼が最も大切だというのです。
率先垂範することなければ部下や人は確かに働くことをしないというのです。一ヶ月の終わりに自らを反省し、怒ったり注意することは「己の不出来を高言している」ようなものなのだと、この条を読む度に反省するのです。人様を大事にするには先ず自分自身が信義を尽くすことなのだとこの条を読んで考えています。それでこそ支えられている皆さんの感謝に応えられるのではとも思うのです。
明日は「にんげん学」一宮講座、愛知地区の皆さん是非お会い致しましょう。3月のスタート、学びから一歩を踏み出しましょう。3月は「去る」とも言います。確かにするスタートを切りたいですね。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。

おはようございます。