悲しむ人

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんお寒い中ありがとうございます。風がなければそんなに寒さも感じないのでしょうが、ここ数日の寒さは強風で体感温度がグッと下がっているようです。今日から寒さが緩むようですが気温の変化で体調を崩さないようにお過ごしください。来月又お会い致しましょう。
「子夏曰く、日に其の亡き所を知り、月に其の能くする所を忘る無きは、学を好むと謂うべきのみ。」この語を大切にしましょう。日に月に我にないところは、知ることに努める。すでに我に得ているものは、失わないように努める。
知ることで終わるようであってはなりませんし、それでこそ己にないところに気づけるのです。心すべきことです。
心華寺では今日から本年度の新入社員研修が始まります。フレッシュな皆さんと今年も沢山お会いできることを嬉しく思っています。スタートを切るに当たって少しでもお役に立つお手伝いをしたいと考えています。
「悲しむ人」。
この時期になるといつも思い出します、やはり年なんでしょうか、なんでしょうかなどといわずとも年であるのは間違いがないのですが。私が故郷を出て新しい一歩を踏み出しいろいろなことを経験し「あぁ〜嫌だなあ〜やめたいなあ〜」と思ったときのことです。
そのようなときに直ぐ思い出すのが母親の顔です。故郷を出たとき励ましてくれた両親、山形駅まで見送ってくれた母親、泣くまいとこらえて汽車が出発してから知らず識らず涙がこぼれてきたことです。
そして進路を変えたらきっと「悲しむだろうなあ〜」と思ったことです。しかし私は進路を変えて現在があります。今でも何か事を起こしたり、新たなことをやろうとするときは「親が悲しまないように」と考えてから行動するようにしています。
この想いをして人生で暴走することにブレーキがかかったように今では思っています。皆さんも何かあったとき誰も悲しんでくれない、理解してくれないと考えずに、親は必ず一緒に悲しんでくれるのだと考えて何かあったとき踏ん張って欲しいと願っています。
両親はとっくの昔に西の世界にいっていますが、親を思い出すのは嬉しいものです。親はいつまで経っても心の中にいるようです、ありがたい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。