ほこらなければ

おはようございます。

「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございます。老子を読む度に「功を誇る愚かさ、自惚れの愚かさ」を知らされます。自惚れるほどの物は何一つ持ち合わせていないのにも関わらず自惚れる愚かさ、恥を知らない愚かさ、人に誇らず自惚れず黙々と歩めば輝くと老子は教えているのですが、なかなかどうして人間は自惚れて嫌われるのですから、どうしようもないですね。今夜は「にんげん学」大阪講座、会場でお待ち致しております。
今日はこれから二百名を超す新社会人の皆さんが入山します。皆さんお気を付けてお出かけください。
「ほこらなければ」。
寺の桜がようやく二つ三とほころんできました。満開のときは絢爛豪華な桜もつぼみの時は可愛いものです。木々や花々は自然と一体、私も木々や花々と同じように泰然として過ごしたいと考えてはおります。
何ごとがあろうとそこにある、風雨、寒暑、あらゆる物をしっかりと受けとめ、どっしりとした存在感。そこへ行きますと私などは条件の良さを願い、少し出来ただけで感謝を忘れ自惚れる、なんと情けないことか。何かをやれば、やらせていただいた感謝を思わず評価を望む、せっかく素晴らしい仕事をしたにもかかわらず、威張ったばかりに評価を得られない愚を犯している。
自然は誇らず自惚れず、だからこそ毎年花を咲かせるという「造化・進化」を為しています。淡々と無心に仕事を為せば人はその存在感を感じ、誇り自惚れれば認められないことを知るべきです。
人様は確かな目を持っています。人の素晴らしさも、花の美しさも知っています。「少しの功を誇り」認めてくれないと人を誹るような愚かな社会人とならないように新人の皆さんには気をつけていただきたいと願っています。
このようなことは新人の方に限らず、先輩の皆様も同じ過ちを犯さないようにしてください

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。