結果を出してから

おはようございます。

一昨日お茶の「萌芽宣言」がありました。茶所宇治ならではの春到来の宣言。例年より三日新芽が出るのが遅かったそうです。いつも自然から学びます、「遅くなっても必ず応えること」を。今日の私たちに「待つ」ということの大事を自然は教えてくれているようです。
夏も近づく八十八夜、来月は新茶の季節、はてさて今年は天はどのような采配で味付けしてくださるのでしょうか楽しみです。
誰しも遅れよう、期待を裏切ろうなどとは考えていません、しかし応えられないときもあります。いつから私たちは心に余裕を失なってしまったのでしょう。
今夕で研修も一段落、気を抜かずに純粋な皆さんと相対したいと考えています。若者は物事に真っ直ぐです。私も修業時代はチャレンジ精神で多くの事に真っ直ぐに対し沢山の失敗をしました。そのことが今でも必死になって真っ直ぐ取り組む姿勢になったようです。待てないという気持ちになるのもこのような、がんばりからかもしれません。
「結果を出してから進む」。
習慣は第二の天性、繰り返すことをやっている私たち、せっかく繰り返す天性を授かって生まれたのですから素晴らしいことは繰り返し習慣とすべきです。過ったことは繰り返さないようにすべきだと努力しています。
階段は一歩ずつ昇ることが大事です。一気に早く登ろうと助走を付けて数段上がったとしてもそのようなことは長続きしないのです。人生の階段を着実に一歩ずつ昇りこれまでやってきました。
いつも書いていますが、人を尊敬したとしても競争してはなりません。競争して勝つことがなければ結局は自分の人生を自ら停止してしまうことになるからです。また人様に勝って誇らしく思ったとしてもそのような鼻持ちならない人間は大勢の中の孤独な人生を送ることとなるのです。
会社に入りますと、会社の目標は当然のこととしてあります。それを達成することに目標を置くことは当たり前のことです。しかし目標を達成できない場合もありますそして期限が切れる。
だからといって目標に向かうことを止めて良いのかと言えばそれは違います。成果は出ませんでしたがこれまでの準備や計画を進めてきたわけですから「やり続けること」です。会社の期限には間に合わなかったかも知れませんが、自分で立てた目標を準備し実行したことをやめて次に進むことなどは人生で「もっともやってはならないこと」です。
習慣は第二の天性。結果を出さずに済ませてしまう習性を最初の段階で付けてしまえば終生何の結果も出すこともなく人生を終えてしまうという末路を迎えることと成るのです。
今年のお茶の萌芽は三日遅れです。人生の目標も多少のズレや遅れが無いことにこしたことはありませんが、あったとしても階段を着実の登るべきです。私は皆さんよりずいぶんと遅くなりましたが楽しく自分の階段を昇っています。
そして次第に皆さんと同じようなペースになり、今日では少し先に行くことも出来ることもあります。それもこれも指示された目標を遅れながらも達成してからという習慣を付けたからです。
明晩は「にんげん学」一宮講座、愛知地区の皆さん新人の皆さんに笑われないようにご一緒に学びましょう。会場でお待ちしております。明後日は東京講座です、東京地区の皆さんもよろしくお願い致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。