道は

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。大型連休という雰囲気の中ご出席いただいたことに感動しています、ありがとうございます。
いかがですか「老子」の「言(ものい)わざる言葉こそ自然」という説き方、言い得て妙、なるほどな〜と肯くしかありませんね。
「道は語らず」。
私たちは知りたい、という願望を持っています。そこで少し考えてみましょう。知りたいのはなぜか、やはりそれは行動し夢の実現を図りたいからです。
であるならば、やはり良く見ることが大事です。
老子は「道はものをいわずして、あらゆる真理をおのずからにして語っている」というのです。
所が私たちはいろいろとあげつらいをし、さまざまな理屈をこね、しかめつらしい言いわけをしたり、恩着せがましいおどし文句を並べたりします。
しかし道は黙々として一言も語らず、ただひっそりと偉大な造化のはたらきを展開して行くというのです。そのはたらきによって柳は緑に芽ぶき、花は紅に咲き、鳥は空高くさえずるが、これが造化の真理だと言揚(ことあ)げすることもなく、これが己の仕わざだと吹聴することもないということです。
しかも、そこであらゆる真理が声なき声、言葉なき言葉で語られており、そのいとなみの真実さは何物をも欺くことがない、と老子は道の世界をとらえているのです。
私たちも素晴らしい才能を両親から授かったのです。そのことを自覚したならば、目の前の縁に無心に対処していけば、咲くべき時咲き、散るべき時に散るのです。それを自然に年々歳々行うことが自身の造化を図るのではないかと思うのです。
人は人の行為や工夫を人為的なものとしてとらえず自然として見たとき、物全てが自然の造化となんら変わることのない世界だと、老子は教えを説き、身近にお手本になる人はいっぱいいるぞ、理屈抜きで人をみなさい、と叱られているようです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。