常住坐臥

おはようございます。

一日研修の新人の皆さんお疲れ様でした。どうぞ存分に力を発揮してください。「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございます。背伸びして立っていてもいつまでも背伸びできず、ジャンプもまあ一、二回が関の山、そんな無駄なことはするなという老子の明快な導き、快哉ですね。やはり地道に、うぬぼれず、歩を進めましょう。
「常住坐臥」。
「じょうじゅうざが」と読みます。「日常の中いつでも」という意味です。長岡藩軍事総督の河井継之助連合艦隊司令長官山本五十六を始めとした方々が、「常在戦場(じようざいせんじよう)」の言葉を用いたようです。
「常に『戦場にある』の心を持って生き、ことに処す」という意味です。目の前の仕事や人に対するときばかりではなく、日頃の在り方が大事だということです。誰でもが日頃が大事だということは分かっているとは思います。しかしこのことがどうしてどうして「常在戦場という意識での行動となると?」ではないでしょうか。
それはなぜかと申しますと、「相手が自分だから」です。本当の「敵は我れ」なのです。外の敵に対するには「自分に克つことが先ず第一」なのです。
何ごとを為すにも「克己心」。克己心が必要だと感じない人間はいくら目標がある、といったとしては、それは目標ではなく、「欲評」であり、欲心は外の世界に己の心が引かれ、惑っている心であり、常にコロコロと変わってしまうのです。
真実目標、志を持てば常在戦場、常住坐臥の中で磨くという意識を大事に、克己心を強くするのです。克己心を確かにすることは認められたいとか、評価を得たいなどと云う我の小さな世界で生きるのではなく、目標に立ち向かうことこそ人生の喜びであるのです。
それ以上の意識はなく、そのような意識で事に対していくからこそ後から結果はついてくるのは当然でもあるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。