バランス

おはようございます。

人生に於いて悩みのタネを作ってしまうのは「バランスが悪い」からと考えられます。以前「にんげん学」講座で「中庸」を学びました。バランス良く生きるとは中庸的生き方でもあります。「過ぎたるは及ばざるがごとし」(論語、先進第11、16条)という言葉もあり、意は少々砕けて「やたら突き進めばいいってもんじゃないよ、やり過ぎは、やり足りないのと似たり寄ったりだ」ということです。これは、ほどほどにしなさい、ということです。ほどほどは、いいかげん、ではありませんのでご注意を。過不足のない「好い加減」のことです。こだわるな、人に押し付けるなということでもあります。
「バランス」。
悩まないためには、「知識力と思考力との兼ね合い」、この二つのバランス感覚が大事です。私たちが学ぶということはいろいろな点に於いて偏りのない、バランスの良い人間となるためです。
学んで人よりも偉くなったと錯覚して排他的になったり、不遜になったり、そのようなことでは「人情味ない人間となってしまう」のです。このようであっては病い、悩みを作るために学んでいるようなものです。
学び物事を理性的、知的に見るのは良いとしても、人様を「物を見るが如く冷ややかに見る」「道具のように見る」などということは学んだ人間のすることではありません。自ら嫌われるようなことを平気で行っているようなものです。
また学んだことを自分の都合の良いように解釈するのもいけません、これなどは一層病気を作っていくようなものです。
学んだことで意識が「頭の方へ偏ってしまい」頭でっかちになってはいけないのです。学びは本来の意識を「心に引き戻すこと」です。この「理性」と「感性」のバランスを良くするのが「心学」です。
心学を修めますと「頭は冷たく、心は温かく」なるのです。このようになりますと「共感者、共鳴者を多くしていく」のです。「共感を伴わない学びは学びではない」のです。そのようなものは知識と言いません。理性と感性のバランスを良くするために心学を共にしましょう。
せっかくの知識を悩みのタネとすることのないようにすべきです。「共に在ることほど人生楽しいものはありません」。又共に在ることが出来なければ繁栄などはあり得ないのです。
道連れが出来ない、いつも孤独感に苛まれているという心理状態でありましたら一度寺に来て「御仏に仕える、ただただ仕えるという楽しさの体験修行にお出かけ下さい」。頭が空っぽになり楽しく爽やかになり行動が軽快になること受け合いです、お待ちしております。
明晩は「にんげん学」一宮講座、金曜日の晩は「にんげん学」東京講座。中部地区、東京地区の皆さん会場でお待ちしております。一ヶ月一度の出会いです、楽しみにしております。
このブログを見ていただいている皆様も是非お近くの会場のときはご参加ください(各会場は心華寺HPに掲載しています)、事前連絡は不要です。もちろんご連絡をいただければ幸いです。どなたでもご参加いただけます。資料は一回一回ですのでご安心ください。会費は3千円、ご参加をお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。