空元気から

おはようございます。

私はどういうわけか記憶することが得意でなく、物を知識とすることも得意ではありません、ですから良いことだ思ったら直ぐやるように心がけています。
直ぐやるなどと書きますと何か格好がいいですが、ただ単に記憶力がないだけです。未来はわかりませんが、変わることを信じて歩んでいます。
「空元気(からげんき)から」。
幼少年時、知識も体力もない私は一人居るときよく空元気を出して自分を奮いたたせていました。今でも空元気を出して物事を進めています。イメージとは空元気ではないかと思っているからです。護摩を修するとき「観想(かんそう)」を行います。観想とは「御仏を想うことです」。想うことで「身・口・意」の三つを「御仏の身・口・意と一体とする観想、想いを行ずる」のです。
これなどはまったく次元の違った空元気ではないかと最初に法を授けていただいたときに歓喜雀躍した思い出があります。これだと、そのときは小躍りして喜びました。それからというものは加持祈祷を専心に修するようになったのです。
修行の回を重ね、人様からの加持祈祷の依頼が多くなればなるほどイメージすることを具体的に出来るようになりました。一つ一つの法語をなぞりイメージする、そうすることで気が「充溢していくのを感じるのです」、充溢してきますと体から「気があふれ出し祈願者の頭頂に気が降り注ぐことを実感する」のです。
以前は大きな声を出し祈りましたが、今は静かに気をため観想し祈るようになりました。年令の違い、経験から来るものだと感じています。ですから以前より深く静かに気が祈願者に届くことを実感します。
祈りは素晴らしい空元気。空元気も確かなイメージがなければ真実の元気とはなりません。明晩は「にんげん学」東京講座、東京地区の皆さん「心学も素晴らしい空元気のイメージ源」。ご一緒に学びましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。