生きる

おはようございます。

第14回報恩登山、第11回結縁潅頂全国からご一緒いただきました皆様ありがとうございます。皆様の随喜の心は御仏の御心に適い必ずや皆様をお守り致します。皆様とご一緒にお参りして一瞬にして19才の青年時代、15年前の「不滅の法灯、分灯式」にタイムスリップ、感謝が蘇えりありがとうございます。
今年もお礼を言うことができました、それだけで感謝です。ありがたいことです。根本中堂で皆様と誦経ができたことだけで幸せです。また一日、一日と一年精進できます。
今年も素晴らしいお参りができました。今年で結縁潅頂が10回目で輪袈裟を延暦寺様から授与された方が昨年に引き続き3名の方がおられます。宇治の井上正さん、江口良一さん、大津の築田清嗣さんです。
潅頂堂の前で記念写真を撮ろうとしましたら第256世半田孝淳猊下がお出ましになられご一緒いただいたサプライズがありました。やはり続ければ大きな功徳があるという果報を目の当たりにできました。(写真は昨年10回目を迎え今年で11回目の九州の村上慧明さんと、愛知一宮の後藤美知子さんご一緒の写真です)。
また飯室回峯千日行を満じました「藤波源信大阿闍梨」様のお話も素晴らしいお話、最後に「お加持」をいただきこれまた参加者の皆さんは大感激。これも大きな功徳でした。
「生きる」。
私は人生「生きることが大事」と思っています。生きるというのは天命を生きることで何も難しいことではありません。私は私として生きることを伝教大師様に習ったのです。素直に「できることにベストを尽くせ」と。
このように生きて全てを受け入れ、受け入れればまたそこに「できる世界が広がる」。上手下手、早い遅いなどという二元的な世界で生きるなと伝教大師様は生きる姿、生き様を教えてくれたのです。
上手下手、早い遅いを越えて堂々と生きることができています。大人になってからは人生自分の生きることを褒めて貰わなくても十分に生きていけることを知りました。人様を尊敬する、褒めることは大切で重要なことも知りました。
人生出世することでもなく、褒められることでもなく、生きること、受け入れること、そこから又生きていくことにベストを尽くせばいいだけなのです。
人生、嘆いて、泣いて、拗ねても何も良い方向に変わらないのです。変わらない所か悪くなる一方なのです。
「ベストを尽くして生きること」が良い方向に進むのです。そう信じて生きてきたからこそ沢山の「道連れが」できました。楽しい同士、仲間ができたのです。高望みをせずに生きることは楽しいのです。高望みをしなかったお蔭で自分の高みを知り、喜びを知ることができました。
伝教大師様は千年以上前に亡くなられています。しかし教えを知り魂の存在を私は明らかにできました。肉体は亡んでも精神は亡びない、魂は亡びないということです。ですから私は嬉々として生きるのです。生きて生きて競争という愚かな事をやって自ら傷ついてしまった人に気づいて欲しいのです。生きるというのは褒められるためではないということを、ただただ生きるのだということをです。生きることは簡単なのです。難しく生きるのはやめにしましょう。
今夜は「にんげん学」大阪講座、阪神地区の皆さん会場でお待ちしております。講座の後は美味しいパスタとピザ、そしてマグナムサイズのワインが待ってます。最近の勉強会は何か餌で釣っているような感じがしないでもありません。ただ私が食いしん坊なだけです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。