どうあるべきか

おはようございます。

今朝5時半に誠澄は富士登山に向かいます。宇治を出発、大阪経由で一路河口湖登山道五合目へ、五合目まではバス、そしていざ登山。
最年少は7才、最高齢は64才、総勢23名お互い助け合いながら先ずは八合目の山小屋を目指し、仮眠、そして頂上へ。ご来光が拝めますようお祈りします。きっと大丈夫でしょう。
「どうあるべきか」。
人生辛いとき、しんどいときにこそ人として仲間として「どうあるべきか」が大事です。富士のお山に登る仲間は登山前は一緒に気勢を上げいざ出発、時間が経過しますと個々人の体力で差がつきます。時に遅い者、早い者、経過にしたがって心と行動の在り方で大きくその後の人生を左右します、人生も同じです。
体験経験から学ぶのが真の学び、経験体験から学んだ感情の動きが後に気働き、心配り、気配りとなるからです。自身に何が必要なのかがハッキリと見えてくるのです。自他共に苦しんだ時どのように人様や周囲の皆さんに対処すべきかです。苦楽の感情は体験経験から学ぶしかないのです。
経験体験によって人生を避けるようになったとしたら生涯逃げの人生と化します。真の対策は経験体験から学ぶのです。
机上で学ぶことは大切ですが、真の学びは現実に在りです。人との差、違いが現実化したとき次の行動が「どうあるべきか」が以後の人生を大きく左右するのです。
比叡山開祖伝教大師様は人様に対されたとき「己を忘れて他を利する」ことを実践徳目としました。人が悩むとすれば人様とどう向き合うかを持たないことが考えられます。行動規範です。規範ですから相手が変わろうと、どのような事態が生じようと変えてはいけない、変わらないのが規範。
対人関係を良好に結ぶために規範を確かにすることで私は人間関係を結んできました。お大師様に習い「己を忘れて他を利する」です。自分が決めた規範で人様と接したとしても、それが了とされるか否とされるかは相手の問題です。どちらに受け取られたとしても仕方がありませんし、増長することも悲観することもないのです。
自身の生き様、在りようです。どんな生き方でも押しつけはよくありません、だからこそ「どうあるべきか」が大事なのです。
富士登山の皆さん、余裕のあるときの自分、無くなったときの自分、体に何か変調が起きたときの自分の心の有り様をしっかりと味わい、下山後の人生に活かしてください。まずは登山の成功を祈ります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。