仁義を

おはようございます。

今日の世相は高学歴社会です。ですがなぜか貧しい世の中になっているように感じます。おかしいとは誰も言わないのが私はおかしいと思うのですが、いかがでしょう。心が貧しいから物質的にも貧しくなった。
物質的貧しさの時代を体験している私ですが、心は豊かであったように思います。
今の学問は人を批判したり、中傷したりすることが上手な人が学問ができていると思われている節があります?、学問とは人様を云々するのではなく、世の中の困窮を救うためにあるのではないでしょうか。
先日も書いていますが、選ぶことをしても行うことがない、だからどんどん、日に日に日本は貧乏になってしまうのです。借金をしても、生活保護を受けても制度だから、といって恥じるということがない、おかしな話です。世間一般の気風になってしまっている。これでは日本は沈没してしまいます。気風を変えなければいけません。
「仁義を行うため」。
先日も書いていますが学問は仁義を行うためにやるのです。また道を踏むために学ぶのです。書物上の議論に勝ったり、仕組みを云々批評したり、やってもいないのに言葉が優れた者を讃えたりするものでもないのです。
仁を勤めようとする者が少ない。道とは「五倫・五常」を行うにあるのであって、弁舌をもって人に勝つことではないのです。
五倫とは基本となる五つの対人関係で「父子・君臣・夫婦・長幼・朋友」の五つ、また、その間にあってそれぞれ守られるべき道。上から順に父子親(しん)あり・君臣義あり・夫婦別あり・長幼序あり・朋友信あり、要するに人を大切にすることです。君子は和して同せずの人間が少なくなり、小人は同して和せずの人間が余りにも多い。
五常とは「仁・義・礼・智・信」の五つ、仁は真実・まこと・誠意。義は正しいすじみち・義理・すじ。礼は礼儀。智は知恵・ちえ・認識。信は信義・誠・確信・信ずることです。
五倫五常は対人関係の基本。道は足下の一歩から歩むのであって飛び跳ねるなどは一度や二度はできたとしても続くはずもなく。身近な人間関係を確かにすることで社会はよくなるのです。何事も一挙にやれることなどはなく、地道にやってこそ一挙に変わるのです。「心学」を学ぶ人が一人でも多くなることを願っています。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。