富ます本

おはようございます。

M&Uスクール受講生の皆さんありがとうございます。お暑い中ご出席いただきお疲れ様でした。暫く皆様とお会いしていないのが残念です。暑さ対策をしっかりとしてご精進ください、来月もお待ち致しております。
U先生昨夜はごちそうさまでした。一年に一度美味しい食事と美味しい会話、先生はあまり般若湯はいただかないにもかかわらず進め上手、遠慮なく美味しいワインをたくさん頂戴しました。来年もお会いしましょう。写真はボンファム小倉の料理です。下にマスターの料理に対する心配りを書いています。
明日31日は愛宕寺開山・初代・全信尼の27回忌祥月命日法要。仏法があればこそ先代も愛宕寺を開創、一周忌を経て私が二代目を継承今日に至っています。
先日本堂内の水引・幡・御簾が痛んでおりましたので皆様に新調のご協力を仰ぎましたところ沢山の皆様に賛同をいただき念願が叶いました。仏縁はありがたいものです。
信者さんのお一人から是非ご開帳をという依頼があり、良いご縁だと感じ早速初代の祥月命日に合わせご開帳という運びになりました、思い立ったが吉日。皆さんと共にご本尊様を拝めることができることであれば初代もお喜びになるであろうと決心したのです。
「富ます大本」。
私は東北山形市生まれ、その私が列島西端の下関に、これは摩訶不思議というべきであります、これが仏縁なのでしょう。私は縁に逆らったことはありません、流されるということではなく、流れて行く途中で生かされる場が与えられ、そこに根付き、花咲かせ、実をつけ又風に乗り運ばれるという自然の在り方を素直に生きています。
場を与えられたときの心得として「植徳・倹約」ということを旨とします。いただいた、お預かりした、導かれたという思いです。
私の職業は何も生産していません、格好良く言わせていただけば、心を作っているだけ。ですから生きる、糊口を凌ぐには人様、信者さんからの財施に頼るしか術はありません。ですから千円のお布施をちょうだいすれば、これで一ヶ月過ごすにはという工夫をいつも感謝して行っています。
世の中もこれと同じでありましょう。多く稼いで少なく使う、得たら消費を少なくすることを考える。入るを図って出を制す。これが家を富ます大本、大道であります。
心華寺も愛宕寺も一件の檀家さんもなく、信仰してくださる信者さんたちだけ、確定した布施はありません。そのような中で今日まで御仏にお仕えさせていただいています。
収入が無いことで感謝こそすれ嘆くなどはしたこともありません。嘆くなどということはお布施をくださる信者さんに失礼、一番失礼なのはご本尊様に対して失礼です。
先日も書いていますが、人道は自然に反して勤めることによって成り立つ道です。故に倹約を尊び、貯蓄を尊ぶのです。このことはケチということとは天地の違いです。
倹約や貯蓄は今年の物を来年に譲る、一つの譲道です。親が身代を子に譲るのも、貯蓄の法に基づくのです。心華寺・愛宕寺共に先代にお譲りいただいたのです。ですから人道は、言ってみれば貯蓄の一法にすぎないのです。そこで、これを富家の大本、富家の大道というのです。
教えを大切にするのも貯蓄であり倹約であります。祈ってご利益を得たとしてもその法の使い方を誤っていたのでは繁栄などはあり得ないのです。教えを日々実践することを植徳といい、徳を植え育てていくのです。与えられた教えをまじめに勤めれば必ず芽吹き育ち実を結ぶのです。そして後進へ譲ることもできるのです。
実に倹約したり工夫したりすることは楽しいのです。誰も来なかった時代有意義な時間が過ごせたのも教えがありいろいろなことを考え工夫できたからだと感謝しています。そんな中で多くの未来志向の人たちとの出会いがあったのです。考え行動することは実に楽しいのです。
愛宕寺のご本尊様は将軍地蔵菩薩です。地の蔵に多くの物を貯えてあればこそ私たちに多くのご利益をお与えになれるのです。
私たちも物心共に豊かでなければ何事も叶う道理はないのです。豊かとは量の多少もありますが、未来への希望、志望の豊かさ大きさです。明日午前10時よりご開帳法要です。是非ご参集ください。
ボンファムの献立。
最初はお口喜ばせで(写真)私も初めて口にした「北海道産花ズッキーニのサマートリュフの香り添え」。二品目「夏野菜とシーフードのモザイクテリーヌ」、夏になりますとご子息が作られる定番メニューだそうです、とてもきれいでした。三品目「あわびと松茸のカルタファッタ」、香りうまみをラップに包みこんだ香りが最高。四品目「活き伊勢エビのローストハーブの香り」、先の料理の香りが残っているので、力強い、ハーブ類、カレーの香りで印象づける。五品目はお肉料理で私は「骨付き子羊」をいただきました。
最後はデザート「山梨桃のコンポート、バニラアイスクリーム添え」と小さなケーキでした。マスターお心遣いありがとうございます。また寄せていただきます。皆さんも是非小倉へお立ち寄りの節は味わってみてください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。