心に在るものは

おはようございます。

関門海峡の汽笛の声を背に愛宕寺施餓鬼法要を終え夕方新幹線に、夏休みで混雑の車中、暑くても子ども達は元気いっぱい、休みだから余計に元気なのでしょう。見ている私も元気になりました。人生も子どものように楽しむべし、と一人ごちて車中へ。
愛宕寺「盆・施餓鬼」法要ご参拝ありがとうございます。ご先祖様はお喜び、そしてやはり一番は皆様がお務めを果たしてくだされたことを嬉しく思います。24日の地蔵盆までご先祖様にしっかり感謝のご奉仕をくださいますよう。
今日は心華寺「盆・施餓鬼」法要。皆様のお参りをお待ちしております。午前10時からです。
「心に在るものは」。
比叡山下山時誰一人いない本堂で一人祈っている時をいつも思い出すようにしています。なぜかと言いますと誰も来なかったときの私の心の内に在ったのは「信」ただこの一つであり今日お出でいただく皆様へ感謝を忘れないためでもあります。
比叡山開祖、伝教大師様は「我が為に仏を作る勿れ、我が為に経を写す勿れ、我が志を述べよ。」と素晴らしい教えを遺してくださいました。
意は「自分の為に仏像を作ってはならず、お経を写す事もしかり、仏の言行を修め、人様の為に説き、明らかにせよ」。
祈るのは自分の安心のためでもありますが出家の一番の心の本質は「人様の為」にあることを忘れず精進することだ、というのです。ひたすらそれを信じて日々修行を喜び勇んで行っていました。心の中にあるのは「教え」そのものだけであり、教えを行ずれば人様のお役に立つことを信じ行動しておりました。
体感、感覚的に一人も訪ねてくれる人もおりませんので寂しい思いは実際にありましたが、孤独感はありませんでした。心の内に「信」があったお蔭で今日皆様とご一緒に祈ることができるようになったのです。
そして皆様の心の内にも、ご家族のこと、社員の皆様のこと、友人知人の方々の安泰を祈るためでありましょう。故に共に祈ることができることにさらに喜びを感じています。信を失わなかったことに改めて感謝するのです。
明日は「にんげん学」京都講座、明後日は大阪講座。また明後日のお昼からは「少年少女親子塾」、皆様のご参加をお待ちしております。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。