正宗遺訓
おはようございます。
昨日久しぶりにアブラゼミの声を聞きました。東京ではミンミンゼミの声を聞き懐かしく思ったのですが、やはりアブラゼミも懐かしく感じ夕方のお勤めも暑いながらもホットしたような心地よさで終えました。
先日本を読んでいて久しぶりに戦国武将、独眼竜正宗の遺訓(いくん)を読みやはり戦国時代で名を残した武将の心構え気構えとは何と素晴らしいのだろうかと再び感動しましたので紹介します。いかに子孫を思う愛情が深かく、確かに自分を律し戒めたのかがうかがい知れます。ロンドンオリンピックも終わり、今日からお盆、静かにご先祖の遺徳を偲んでください。
「伊達政宗遺訓」。
「仁に過ぎれば弱くなる。
義に過ぎれば固くなる。
礼に過ぎれば諂いとなる。
智に過ぎれば嘘をつく。
信に過ぎれば損をする。
気ながく心穏やかにして、
この世に客に来たと思えば何の苦もなし。
朝夕の食事は、うまからずとも誉めて食うべし。
元来、客の身なれば好き嫌いは申されまい。
今日行くをおくり、子孫兄弟に良く挨拶して、
娑婆の御暇申すがよし。」。
伊達政宗が遺訓として遺した言葉です。「仁」「義」「礼」「智」「信」とは「にんげん学」でお話ししているところの儒教で恒常不変の真理の意味を表し、当時の武士の心構えとして、大切なものとされていました。しかし、政宗はその大切とされている考え方だけに、強くとらわれて生きていくことは、生き方の自由を奪い、窮屈になってしまうと語っています。
そこには、もっと自由に素直に、全てを見渡して、自分に大切な物は何か、気付かなくてはいけない。そういった、戦国を生き抜いた英傑のありのままの気持ちが語られているようにも思うのです。
命をかけて戦った武将、常に死地に趣く気概で、人生に真っ直ぐ対峙しながら時に疑われることを恐れず臨機応変に己を見失わずに歩んだ姿が彷彿とします。
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。