観世音

おはようございます。

虫の声、自然の音はいいですね、何のはからいもなくただただ聞く、そして一人静かに心が和む、何なんでしょう、この気持ちは、得も言われぬ心地よさ。
これははからいを捨てて何でも聞けということかもしれませんね〜、小さな我を棄てて、つまらない自分の価値観を棄てて聞けば周りの素晴らしい音が沢山聞こえてくるのかも知れません。
「観世音(かんぜおん)」。
観音様のことを観世音菩薩といいます。観音様は自我を棄てて世の中の音を聞いてくださるから多くの人が慕い信仰するのでしょう、私が信仰する水神様の辯財天さまの音も、サラサラと水の流れる音から真言となり「ヲン、ソラソバティエイ、ソハカ」とお唱えするようになったとか?。サラサラと流れる川のせせらぎの音、よせては返す波の音も何とも言えない心地よさがあり、心が解放されます。これは相手と一体となった快です。
心が快の状態になると全てを受け入れられるようになり、周囲との調和が図られるようになります。調和がはかられますと、それを見ている周囲の人が又心が快の状態になるのです。そして又そこからの調和が生まれる。
自身が無心になり、また他人様を無心に見聞きすることで調和が生まれ、心が快の状態になれれば自然といろいろな展開が生まれてくるのです。
私たちの音というのは言葉であり、行動から発するものです。何事の展開もやはりキャッチボールです。相手の音、言葉を聞き、行動を見て快の反応ができるようで在りたいですね、お盆休みも終わり残暑が厳しいですが、不快な言葉を発することなく、今週も爽やかに過ごしましょう。
菩薩の心は「上求菩提、下化衆生」をいいます。菩薩様は他人様の苦悩をサポートすることを使命としておられるのです。だからこそ世の音から世を観じ的確な対応をなされるのです。
自分の音を聞いて欲しいなどと他人様の耳に不快な音は発しないのです。いくら自分の説明をしたところで他人様の耳には不快しか与えないようなセールストークでは世間を狭くするだけであるのです。
社会の音、世の中の音を聞き何を提供するのが大切で必要かを察知し調和を図り、素晴らしいハーモニーを作っていきましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。