大欲

おはようございます。

今朝は鹿児島市の「城山観光ホテル」での目ざめ、目の前に桜島、噴煙を立てる姿に自然は生きているのだということを目の当たりにしています。
鹿児島の地は毎年お世話になっています。鹿児島市内に本社、福岡に支社がありますB巧芸社さんのお招きです。会社のお祓いと講話をさせていただいています。もう20年になるかもしれません。社長様ご夫妻は2月の厄除け開運節分会「採燈大護摩・火渡り法要」へ毎年お参りくださいます。
「大欲」。
おそよ経営者は大欲がなければいけません。大欲とは」「自分だけよければ」という小欲(我欲)ではなく、家族、社員、取引先そして関わり合う人全ての安泰を願うことが大欲です。この大欲が持てないようでは起業をしても無駄であり、起業してはならないのです。なぜかともしますと我欲でしか物事を見ることの出来ないようでは早晩会社を倒産させ、多くの人を不幸にするからです。
個人という小さな存在が、生かされていることを気づいたとき、正大、正しい大に目ざめるのです。ただ単に人よりも大きくなりたい、収入を増やしたい、出世がしたいというような我欲、そのような心の狭い小さい人欲では経営などは無理なのです。
正しい大、正大とは関わりのある人の衣食住の安泰を計ることであり、分かち合う喜び、共存して共栄できることを云うのです。このようなことを思えて始めて経営者です。B巧芸社さんの社長様始め皆様がこのような気持ちでお仕事くださることを願ってお祈り、お払いをして講話をさせていただくのです。
会社を経営するためには収入、売り上げが必要だと考えていても、社会のお役に立とう、人様のお役に立とうとも考えもせず、仕事をしたいと考えたとしても、得られる道理はないのです。昨日も書いていますが社会の声を聞く耳も持たずでは仕事所か何もできはしないのです。
自分が飢えて仕事を探しているようではお話にならず、人様を豊かに、安定させるためにはどうすればよいのかを考えるのが経営なのです。そのために人格の土台と為る智(知識)を磨き、対人関係の出入口である礼を正し姿勢を明らかにし、道筋道理を践む義に叶った人間関係を確立、そして社会の動きに耳を貸ししっかりと情報を仕入れる仁の心で対応すれば周囲の人々の安泰が叶う日々の種まきができていくのです。
仁義礼智の四つ、頭の中に叩き込んでも実践実行しなければ何の役にも立ちません、世間では行動せず、自分を棚上げしてオシャベリする物識りは嫌われるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。