24時間

おはようございます。

愛宕寺「月並み祭」おまいりありがとうございます。まだまだ残暑が厳しい中を感謝致します。皆さんとご一緒の読経そして大数珠繰り、一体感が爽やかでした。皆さんとの心地よいハーモニーは我を棄て無心になれるからと感謝しております。他人様との調和の悦びを再確認できる日でもありました。
社会の中でも我を棄て無心に対人関係を結べば素晴らしいハーモニーとなり、その快適さが又周りを巻き込み、大きなこだま、反響と成ると信じて対人関係を結んでいます。写真は大数珠を四重にしたものと皆さんが普段お使いになっている数珠です、その大きさがわかっていただけるのではないでしょうか。直径は5メートル超あります。
「24時間」。
一日は24時間、この時間は何人でも如何ともし難いものです、天命だからです。私の身長は168センチ、これも天命、財布の中に1万円、これで一ヶ月保たさなければならない、これも天命です。
この天命に不足を言ったときから工夫、考えるという天命の在る事を棄ててしまい、命(めい)を捨ててしまうのです。今1万円在る事を不足に思わず、来月は2万円に増やそうと考えると同時に、1万円で生活する工夫ができれば将来大富豪になれる、大いなる立命の要素が大であるのです。
今という「禄命(今現在与えられている立場や給料)」に不足を言いさぼっているようではこれから先大きな禄命が得られるチャンスを自ら放棄しているのです。
私が何を言いたいのかは大凡察せられた事と思います「人事を尽くして天命を待つ」ということです。人事を尽くしもしないで不平不満を言っているようでは「天にも人にも見離される」のです。天は人間を超える愛がありますが、人の世界は見離すのです。
比叡山下山時に心華寺は一人の信者さんもなく布施も収入もありませんでした、夜は昼の余りよろしく夜半にトラックに乗りアルバイトをして香華を購う収入を得ることができました。嘆いたことなど一切無く、努力できる悦びだけでした。
人事を尽くせば「天命を伸縮」できるのです。1万円しかないと不足に考え、倹約も工夫もしなければ命(めい)を縮ませ、倹約して使えば伸ばすこともできるのです。どうしようもないと考えられる天命の時にこそ「人事を大切にする」ことです。
地球は自転運動の世界です。天命は巡り巡って来るのです、不足に思っているような人は巡ってきたとしてもチャンスが見えず、聞こえないのです。
人は勤勉により天命を伸ばし、怠惰によって縮めています。24時間という誰にでも同じである天命、それを伸ばすか、縮めるかは、私たち自身の日々の生活の在り方です。今困窮している現実も天命、明日こそはと嘆かずにあることが天命を大と為すのです。陰陽が在ればこそ繁栄、いいとこ取りはできないのです。
心華寺では今日から一泊二日でM&Uスクールが開校。参加者の皆さん気をつけてお出かけ下さい。残暑が厳しいですがどうぞ無心に学んでください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。