先ず心を

おはようございます。

人は皆、豊かになりたいと願っています、そして豊かになるためにいろいろなことを学んでもいます。しかし、よくよく考えていただきたいことがあります。学ぶとは、いつも書いていますが如く、まねることです。まねるとは、「受け入れること」です。
「先ず心を」。
ところがどういうわけか、上の道理が分からない人が多い。豊かになりたいと思っていながら、学ぶことで心を貧しくしている人が多い。何と不思議なことでしょう。これは豊かになりたいと思っていながら、己の心の貧しさを知らないのです。そして学んでも己の価値観で選別をしている。悪いことではありませんが、「和して同ぜず」が先ず肝要。
豊かになりたいと思うのであれば、先ず入れ物である「心身を豊かにする」ことが肝要なのです。でなければいくら知識を得たとしても心が貧しいために人を受け入れず、知識を生かすこともできないのです。
知識、書物、学問とは「水のようなもの」です。水は万物を潤し、下に自分は在ることを本分としているのが水です。知識、教えの書物、学問は万人が生かすことができるから「水のようだ」と譬えたのであり、その水(知識、書物、学問)を氷ったものにして潤いをなくし、生かすことをしなくなってしまう、それは物事の本質を知らず、知識を得ているから偉い、できるのだ、などと生かされる前から人の存在を認めず、人を受け入れず、心貧しくして独り善がりで生きて、心が氷となっていくのです。
氷は水からなっていることを知らねばなりません。豊かになりたいと真に思うのであれば、先ず心を豊かにすることです。明晩は「にんげん学」小倉講座、会場で心学をご一緒しましょう。
下関は昨日今日と馬関(ばかん)まつり(下関の昔の地名)、その一環で寺の近くの「あるかぽーと」(寺から5分)に「護衛艦いせ」が入港、一般公開があるということで行ってきました(写真)。基準排水量1万3950トン、全長197?、乗組員340名、そう大きさはありませんが最新の護衛艦でした。一枚は全体、もう一枚は後部に靡いている旭日日章旗と背景は関門大橋です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。