初心を忘れない

おはようございます。

「全国Lオーナー勉強会」、講演をお聞きいただいた皆さんありがとうございます。昨日もお話ししましたが「君子は器ならず」、オーナーという立場の人間は魅力的でなければいけません、魅力という定義ははなはだむずかしいのですけれでも、型にはまった人間は魅力がないと私は考えています。
ハッキリ書けば立場で変わる人間、一般社員の時は何でもなかったけれど、後輩ができたり、肩書きが着いたり、管理職になったりすると途端に威張る人間が居ますがこれなどは話になりませんし、鼻持ちならない人間で、これほど魅力に欠ける人間はないでありましょう。
「初心を忘れない人」。
では魅力的な人とはどのような人なのかと身近な世界や先人にそれを探してみますと「初心を忘れない人」のようです。いくら地位や肩書きを得たとしても初心のままに謙虚で「今置かれた立場、場所から何事も始まる」という「溌剌とした」精神を失わず、下学して「向上心を失わなわない」人です。
このような人が人生を全うしているのです。私もいろいろな場所でお話をさせていただいていますが、このようなことは部分であり、その時の立場であるだけで、その場を下りたら一般の人と何等変わりありません、又会場を一歩出れば私の立場などを知る人などは唯の一人もいないわけですから、肩で風を切って歩くようなことをしていれば、世間様の笑いものになるだけです。
小僧時代から今日まで朝にはお茶湯をささげ香華を手向け読経する、場所が変われば和尚と呼ばれたり、先生と呼ばれたりしたとしても、中身が変わるわけではありませんし、変わるようなお粗末な人間となってはよろしくありません。
初心とは「初々しさ」です。私たちは何事かが上手であれ、下手であれ、この初心、初々しさを忘れてしまったときから魅力が失せるのです。上手である人であればそれ以上にはならず落ちていくばかり、下手であれば自ずから馬鹿にされてしまうような生き様をしてしまう。要するに進化、気づきができなくなるのです。
これくらい初々しさというものは人間の魅力なのです。私の今年の一年の計は「初心に返る」です。初々しさを失わない、新人の気持ちで何事にも対するということです。妙に大人ぶった愚か者を最近よく巷では見かけるようになりました、寂しい限りです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。