古きを

おはようございます。

今夜は「にんげん学」大阪講座よろしくお集まりください。先人の残してくれた古典から学ぶ人としての在り方は「万人に通じる」ものがあります。だからこそ受け継がれ、語り継がれ、書き記され伝えられてきたのです。
孔子は「古きをたづね新しきを知るをもて人とす」と諭しています。この言葉は強い未来志向があればこそです。この語は私の人生の指針の一つ。アインシュタインか誰が言ったのか忘れましたが、「人間は後を見ながら前へ進む」などと言った人もおります。
「古きをたづねること」。
古きをたづねることと、新しきを知ることは別々の行為ではないと考えています。古きをたづねることがそのまま、新しきに通じることです。いつも前向きの姿勢でおればこそ歴史に学ぶことができるのです。
何の根拠もなく、過去に目を閉ざしてしゃにむに前進するのは、自分は前向きのつもりでも、実際には一つのところで足踏みしているにすぎません。進歩を願うのであれば、どのように人が進化し、進歩したのかをたづねるべきです。進化するということは社会性がある、誰にでも必要とされる継承者がいるからです。
人間には壁、行き詰まるときがあるものです。そのような時乗り越えられない人の多くが先人のお手本を持たない人でもあるのです。
先日も書きました。勉強の材料を与えられてすらすらと解く子供はいるものです。それはその時の花であって、必ず咲いた花は散るものです。しかし真実に美しい花は又咲き、咲き続けるのです。それはその人が先人に学び咲かせる花なのです。
時の花を真実の花だと錯覚し、先人に学ぶ心の無い人間は何でもできると錯覚をしてしまい大きな壁にぶつかり足踏み所か、閉塞感に陥り、人生を放り出してしまう人も出るのです。
過去を省みる己でなければ一時の成功、それも自己満足の小さな成功で終わってしまう危険性が大であります。今夜は「にんげん学」大阪講座、会場でお待ちしております。常住初心の気持ちを大切に学びましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。