対処

おはようございます。

まだまだ残暑が厳しいですね〜、そのような中、今日から一泊二日CMA様主催「管理職研修」が35名様ご参加で行われます。気をつけてお出かけ下さい。
「対処」。
このところ人生は「初心が大事」ということを続けて書いています、本当にそのように日々感じております。どのような精神で対するのか、どのような思いで他人様を受けとめるのかです。私自身他人様にお話をさせていただく立場にあり、また寺という一つの事業体を経営していますので実感するのです。寺が事業経営というのも妙な表現かもしれませんが、事実皆様の世界と何等変わりはありません。
ですから何年、何十年と指導させていただいてお付き合いをさせていただいていても初心を忘れないようにと強く意識し感謝することに心がけています。他人様は礼儀正しく頭を下げて応対くださるのですから、慢心して増長してはならないということです。
老子は「谷」「水」を手本にしなさい、自然を手本にしなさいと何度も何度も誡めています。それは谷は低い所にあり、必ず低い所に万物に必要な水も物も流れ入るからです。そこから様々な生命体が生じるからです。水も同様に自らは身を低きに置きながら万物を生かす。
この谷と、水に学べと老子はいうのです。この教えを私たちの世界で言えば「礼儀、礼節」です。いくら教えさせていただきお話させていただいたとしても「相手が居なければ力の発揮しようがない」のです。ここのところを勘違いしてはならないのです。お陰様という感謝の気持ちの行動が無ければいつしか人心は離れていくのです。
田んぼの稲も頭が下がり始めました。実れば稔るほど頭を垂れる稲穂かなで、いつしか人の上に立つような立場にさせていただいたときに初心を忘れず、頭を下げてその上で毅然と応対することです。毅然とと威張るのとでは天地の違いがあります。せっかく他人様から頭を下げていただく立場になったにもかかわらず、慢心して目も耳もありながら見えず、聞こえずは初心を忘れてしまった故の現実なのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。