知行合一

おはようございます。

「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございます。朝晩は涼風がありますが、日中はまだまだ残暑が厳しいことです、そんな中ありがとうございます。
いつも書いていますが知るとは行うことです。知と行は二つではなく実は一つであるのです。
知行合一(ちこうごういつ)」。
言志後録に「知は是れ行の主宰にして、乾道なり。行は是れ知の流行にして、坤道なり。合して以て体躯を成せば則ち知行なり。是れ二にして一、一にして二なり。」。
意は「知は行をコントロールするもので天道である。行は知から流れ出るものであるから地道である。この二つが合して人間の体を成しているのだから、知って行わなければ、本当に知っているとはいえない。つまり、知、行は二つであって実は一つなのである。また、一つでもあるが二つでもあるといえる」。
何事の仕事も知っていたとして、行わなければ成果は得られないのです。企業経営は学んで知を得るのではありません。知を具体化して成果を得る場なのです。知を具体化して成果の得られる者が経営者と言われるのです。
論語と算盤」で有名な渋沢栄一は「道徳経済合一」を提唱しました。先人の経営成功者はすべて「知行合一」の人といってよいでしょう。
経営者にとって学問とは、経営者としての道を学ぶと共に、学を具体化して成果を得ることにあるのです。また、学問で得た知識だけでは、微妙な変化を瞬時に知り対応することなどできるものではありません。理屈だけでは実践の役に立たないということです。
成果を出すために、上に立つ者は指示命令を出す前にしっかりと知行合一をはかり日々錬磨することです。知だけで頭でっかちになった時会社を潰し、社員を路頭に迷わせるからです。
最近眼にする経営者は小人が多いことが歎きです。口達者の生兵法だからです。少しの成功で人を使うことができると錯覚をしてしまっているのです。人を生かす、社員を生かすことを考えられるような経営者を目ざして欲しいと念じています。
時には寺に詣で坐禅瞑想し、己を省みて外に奪われている心をとりかえすことも大事です。
写真は昨夜の勉強会後の「洋食屋・ぼんじゅーる」さんでのごちそう、一品目の長野県、「南信州牛の刺身」です。ほっぺが落ちるくらい美味しかったです。二品目が「サイコロ肉のてんぷら・松茸とおろしポン酢味」。三品が「岐阜の鮎、イタリア風」。四品目が「」愛媛牛の赤身のステーキ」、どれも美味しくいただきました。マスターいつもごちそうさまです、来月もよろしくお願いします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。