仏縁

おはようございます。

昨日は第一回「ぶら和尚」京都版、思いで深いものにとの天のお計らいの猛暑日、猛暑のお陰で逆に爽やかな心に、清水寺ご本尊「十一面千手観音」様ありがとうございます。また学芸員の加藤眞吾さん、大変お世話になりました。皆さん感動の面持ちでした、感謝いたします。
「仏縁」。
昨日はご近所のIさんとJRとバスを乗り継ぎ清水寺へ、バス停から清水坂を汗をふきふき9時40分の集合時間に遅れてはならじと仁王門前で皆さんと合流、お待たせしました。
京都のIさんの点呼よろしく20名そろって早速学芸員の加藤さんにお会いすべく清水寺事務所へ、挨拶もそこそこに早速ご案内をいただく、初っぱなから感動感激の空間へ、108才で遷化された清水寺中興開山大西良慶和上が、清水寺開創千二百年を記念して創建された「多宝閣」へ、4階全体の吹き抜け構造、基底に「仏足石」、最上階には「仏舎利殿」が祀られるという建物、仏足石は4メートルという巨大さ、仄暗い部屋に黒大理石に白く釈迦の両足の文様が刻みこまれていました。およそ三階部分から目下にする釈尊足裏十一妙相を最初に拝む感動の幕開け。
次は宝蔵殿へ、平安中期の「金剛界大日如来」さすが平安期の仏像と感じさせるどっしりと2メートルを越す巨大な坐像、そして「十一面観世音菩薩立像」これも平安時代作の見事な仏像、何れも重文指定、同時代の「釣り鐘」や江戸初期の絵馬等々に感動。
次は大西良慶和上の百才時の見事な墨跡がある国の名勝指定の成就院「月の庭園」、こぢんまりはしていましたがスケールの大きさを感じさせました。縁側からは月は見えず、池に映る月を観るという風流にはうなってしまいました。
次は本堂へ、本来は入ることが許されない「内陣ご本尊」様の須弥檀の前まで入れていただき拝み薄暗い中での雰囲気にうち震える感動、言葉もありません。
仏縁、御仏に導かれた一日。観世音菩薩は「三十三の姿を示す」といわれ、どなたをもお救いすると言われます。改めてその教えにうち震えました。何に気づきうち震えたかと申しますと三十三身というのは「無限」ということに気づかせていただいたことです。
私たちはややもしますと、自分に都合の良い人にめぐり会いたい、出会いたいと念じています。観世音菩薩様はそのような私たちの小さい我の気持ちからの祈りにも確かに願いをお聞きくださるのです。
そうではないよ、いつもあなたの前に居る人が御仏なのだぞ、ということが昨日の仏縁で気づかされたようです。Iさん、ありがとうございます。この年になって慈悲の悦びが何たるかを感じとりました。
今までの長いお付き合いを重ねていただいたからこその縁、どなた様にも偏ることなく、これからは接して行かねばと改めて懺悔。ご一緒いただきました皆さんありがとうございます。
11月の第2回の「ぶら和尚」楽しみにお待ちください。11月は比叡山無動寺で行われます「十萬枚護摩供」にお参りの予定です。日程は後日お知らせ致します。全国の皆さんも是非ご参加ください。
その前に明日は「にんげん学」東京講座。明日の「ぶら和尚」と「にんげん学」へもふるってご参加ください。
写真は集合写真です、私はカメラマンですので入っておりません、美人揃いでしたのでアップでの撮影はご遠慮しました、全国の男性諸君からねたまれてはいけませんので?。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。