おはようございます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございます。朝晩と日中の温度差がありますので体調管理をしっかりとしてください。来月又お会いしましょう。
自民党の新総裁が安倍さんに決まったことで下関駅では安倍さんの選挙区ということもあるのでしょう報道陣が道行く人にインタビューする姿がありました、いずれにしても政は正、高いビジョンを持って取り組んで欲しいものです。政を正とするには私たち一般人が甘えることのない国民性を持つことが第一です。
「一」。
人生を不安にする要因は自分の存在の安定をもたらす行動思考原理の「一」を持たないことです。「一」とは己が歩もうとする「道」のことです。天の一は澄明、地の一は万物を育む、この「一、道」を歩むのは確かに人としての目標があってこそです。やみくもに歩くのを「道」とはいわないのです。「一」を守りさえすれば充実した人生が在るのです。それは無心となり、迷いを持たない、快の心理状態となるからです。
「一」を持つ素晴らしさは利害に悩み迷う苦しむこともないのです。人生落ちついて楽しめるのです。なぜなら自己確立だからです。
私の場合は「仕える」という「一」です。もちろん「仏に仕える」ことを敷衍し社会に仕える、多くの人に仕える「一」です。この道を歩むことを専らにする。
仕えて出世しよう、仕えて利益を上げよう、仕えて功名を計ろうなどということは思っていません。他人様の思慮の世界で自分の心を不安定にするなどということは、とんでもないことです。
もちろん愛別離苦や四苦八苦する悲しみ、苦しみは知っておりますし、辛いことです。だからこそ「一、道」を歩む大事を身につけたのです。
私は人様以上に喜怒哀楽を感じる人間かもしれません。だからこそ「一」を大事にするのです。皆さんよく自分の価値観を大事にするということをお話しします、この価値観は称賛や非難を受けたときにこそ発揮されるのです。この二つの言葉を受けた以後の行動がその人が確かな価値観を持っているか否かハッキリするのです。
誉められても偉ぶらず、誹られても卑下し過ぎず、歩む道を違えず為すべきは為し、反省すべきは反省する。自分が選んで進んだ道の先には必ずといってよいほど、誉められたり誹られたりの毀誉褒貶はあるのが当然です。その道理を知りながら人格や歩みを変えるようでは最初から信念がなかったといってもよいでしょう。
「一」が何なのかを確かにすること、孔子も「一以て貫く」といっています。「仁」が孔子の「一」です。老子は「一は万物を生ず」と「無為自然の道、一」を。
うろうろと何か良いことがないかな〜などと知識を貪っているようでは何を知識としても迷いを多くするだけです。「一」を持って学ばなければ学からも社会からも栄養を吸収できないのです。杉の大木は杉であることで四季折々から栄養を吸収し生成化育するのです。
写真は昨夜の「お多幸」さんの裏メニュー「ぶり大根」、最高の美味でした。ごちそうさまでした。お多幸のマスターの「一」は、きっとお客様へ提供する味の追求の一ではないでしょうか?。来月もよろしくお願いします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。