小を大と為す

おはようございます。

私は常々身近な小さいことが大事ですよ、大切ですよと書いています。皆さんもこのことの大切さは十分におわかりのことと思います。
この世の物は何事も「小より大となる」からです。ですから小さなささやかなことを大切にできない人は「大を成す事が出来ない」のが道理です。ですから若い人、後輩の方々、無名の方々を大切し侮らないことが大切です。
「小を大と為す」。
ところがところが、見ているようで見ていないのが人間でもあるのかもしれません。というよりも見えないのが真実なのかも知れません、物の道理と現実に目にするのとでは違うからです。それは大が見えて小が見えないからです。見えないからというよりも見えにくい、といったほうが正しいかも知れません。
ですから夢や希望を持ったとしても物の道理、事の終始、本末を現実に正しく見る目を養うことが大事なのです。
また小さいことから始めることがやりやすくもあるのです。小さいこと、簡単な事から物事を始めれば大を成す事と為るのです。小さい物を馬鹿にするなかれ、侮るなかれです。地位も名誉も他人様からの称賛も無いときからそのような人を侮る態度をとっているようでは何をか言わんやです。事を成せるはずはないのです。
少ないものは慎重に大切に扱えば、これまた多くしていくのです。小さい物、少ないものを大切にすればこそ、大となり多となるのです。
このようにしていきますと、難しいことが起きず、問題も大きくならずに済むようになるのです。問題は必ずやさしいなんでもないことから起こるのです。それが、小さい物や少ないものを侮る心から起きるのです。
小さいこと少ないものを侮るような人は安うけ合いをします、このような安うけあいをするような人は信義にとぼしいのです。だから安うけあいができるのです。これも人を見る観方の一つです。安うけあいをするようなことをするから、手におえない大きな問題を作ってしまうということにもなるのです。
逆に大きな物は小と為すのがこれまた道理です。大きな物にばかり目や心を奪われていますと何も為さないうちに消えてしまうのが人間です。小さい物を馬鹿にするような人は何も為さず、グチを言って消えてしまった人は多くあります、ご用心、ご用心、明日は「にんげん学」東京講座、大きくなる勉強ではありません、小さな物、小さいことを大切に育み大と為す勉強です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。