捨てる

おはようございます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございます。「にんげん学」を常としていますと、何が素晴らしいかといいますと「捨てる」ことができることです。昨日書きました、慈しみの心、愛は人様に対することですから別の意味で自分を捨てることです。
時折書いています私は「水神信仰者」。水のように生きたい、ということです。水は柔弱、字は弱いと書きますが、実は柔弱こそ強いものはないのです。負けるが勝ちという考えです。
学問を進めれば進めていくほど知識は増えていきますが、「心学」を行っていますと、その知識に縛られるということがないのです。捨てるということは「執着しない」ことです。
それは自分を評価されたい、評価して欲しいという欲で知識を知識としているわけではないからです。要は他人様のお役に立つためでありますから、捨て去りながら、他人様に生かしていくのです。
「捨てる」。
素晴らしい学問を修し、それにとらわれて世界を狭くしていく人をよく見かけます。それは増えた知識に縛られ自由な発想ができなくなるのです。そのような学びをしておりますと自分の自慢話か、人を批判することしかできなくなり、人間性が乏しくなってしまうのです。
道を歩むために知識を得ている人は、得た側から捨て去り、いつも自由に他人様の存在を認め、又新たに引き出しの中、心の大地の中の発想という種に世間の栄養を降り注ぎ発芽させるのです。
せっかく素晴らしい知識を得たにもかかわらず、知識にこだわり、こだわる故に自分で自分を束縛して魅力を無くしていることに気づくべきです。
欲望を捨てて、何もこだわらなければあなたの才能と知識を世間は放ってはおかないのです。我欲という夢と志にほど遠いものを夢と志と勘違いしていることに気づきましょう。
捨てることの大切さ、重要性に気づく。「心学」「にんげん学」は楽しいですよ。来月もお会いしましょう。
今日はこれから「ぶら和尚・秩父散策」です。楽しい一日が始まります。全てを忘れ自然と戯れる。それでは今日も皆様が幸せな一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。