楽しむ

おはようございます。

昨夜はまたまた博多名物「鳥の水炊き」をいただきました。一昨日の夜もそうですがやはりその土地の料理、地の般若湯、一番、ごちそうさまでした。
「にんげん学」講座に出席いただいている皆さんとの会食はまるで「鍋物」、いろいろな具材から味が湧き出て、個々人にプラスされる、ありがたい。人生は鍋物だと言っても過言ではないですね。
博多でも一番の130年続く老舗、「水炊き」の言葉を作った「水月」という料理屋さん、博多へお出での節は是非一度ご賞味を、美味しさに間違いありません。
「楽しむ」。
論語、述而第7、6条に「子曰く、道に志し、徳に拠(よ)り、仁に拠り、芸に遊ぶ。」。
学問や仕事をするには、まず志を立てなければいけません。これが「道」。
次に、根本にすべきものを定める、これが「徳」。徳とは「人の道に合った生き方をすること」。でなければ志は到底果たせませんし社会に存在意義がない。
そして人の道に合った生き方をするためにあたって、頼りにするものが「仁」、他人様を思いやる心。仁の心無くては何の発想も工夫も出ません、我欲では社会に役立つことなどは考えられないのです。。
そして、最後に、自由に遊び楽しむことが必要。これが「芸」です。車のハンドルにも遊びがなければ道は進めませんし、他人様の価値観を受け止められる寛容さが無ければ、人気も出ず、友だちも、同士も得られません。遊び(心の豊かさ)は人を楽しませることでもあるのです。
自分が遊びたいから、儲けたいからといって人とつき合うような精神はたかりの精神です。このようなハゲタカのような精神ではこちらからお付き合いを願い下げにすべきです。
他人様と遊んでいますと、お金の使い方、出し方を見れば大凡の人柄がわかるものです。遊びこそ仁が心底に無ければいけません。
志を立て道を歩み、横道にそれないように徳を修め、そのためにも他人様に仁の心で接していくようにすれば、いくら遊んだとしても溺れるような遊びをせず、自由に楽しむことが出来るのです。
分を弁え、いろいろな人と仁徳の心で交われば、周囲の人たちから自然に感化を受け無理なく自然に自分の味わいとなり、大いに人生を楽しみ遊ぶことができるのです。
大いなる道を日々歩めばこそ為すべき事を体得し心豊かに在ることができるのです。心豊かに在るようにするために、道を志、徳に拠って、仁に拠り楽しんで歩みましょう。であるならば、あとから自然に物も利も陰が形に従うようについてくるのです。ご安心ください、それが真実の誠だからです。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。