強いもの

おはようございます。

愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」おまいりありがとうございます。ご本尊様の「火防大将軍地蔵愛宕大権現」様は菩薩の中の菩薩、慈悲の心が他の菩薩様よりはるかに強く大きいとされています。なぜならば、昨日も書きましたが「大地」だからです。「地の蔵」だからです。
「慈悲ほど強いものはない」。
先日も書きました私の大切にしている三つの宝、「慈」「倹」「人の先に立たない」。
人生思い通りにいかないと嘆く人がいます。その人達を観察しますと、このような面が見えてきます。
慈悲の心もないくせに勇敢に振る舞おうとしている。お金もないのに贅沢な生活をしたがる。人の後につくのを嫌がって、実力もないのに上に立とうとする。故に失敗を重ねているのです。
慈は「いつくしむ心」ですし、「倹」は「つつましさ」です。人の先に立たないことは「分相応に歩む」ということです。
仕事でも何でもですが、依頼があるからできるのです、人間関係が良好にいってこそであるのです。吠えてもわめき立てても仕事はできません。だからこそ謙虚、謙下であることです。謙虚、謙下でおとなしい人だからといって実力がないなどと安易にとるべきではありません、そのようななめた観方をしているようでは人間関係など覚束かないのです。
人は仕事を依頼されて、慈しみの心があるからこ本当の勇気が出せるのです。また普段から倹(つま)しい心があるからこそ、豊かに他人様と対することができるのです(精神的にも物理的にも余裕が出る)。思いがけない出費にも驚かず、あわてないのです。
俺が俺がと出しゃばらないから、いろいろな仕事を謙虚にうけとめ、教えを乞い、現場から学び自然器量が大きくなるのです。このことが信頼を得、上に立ってしまうのです。
慈しみの心を持って人生を歩めば、けっして負けることはありません。なぜならば、愛ほど強い武器はなく、天が守ってくれるからです。
明晩は「にんげん学」小倉講座。九州地区の皆さん一ヶ月ぶりです。お会いできることを楽しみにしております。今日も素晴らしい一日でありますよう。
昨日は北九州のSさんが「厚焼き卵」作ってお持ちくださいました。お陰で般若湯がすすみぐっすりとやすみました。私は卵焼きが大好き、子どもの頃卵などはとてもとても食べられませんでした、何かあったときお袋が作ってくれる卵焼きの味は今でも忘れません。Sさんごちそうさまでした。晩ご飯を独りで食べることを皆さん知っておられ気を使ってくださいます、感謝ですね〜、ありがたいことです。
写真は昨日の「海峡ゆめタワー」近くに立てられている「山頭火」「斎藤茂吉」「吉井勇」の三人の歌人関門海峡をそれぞれ歌った歌碑。斎藤茂吉は私と同郷(山形)ですので載せました(えこひいきです)。
「汽笛(ふね)と 
 ならんであるく 
 早春の白波」。山頭火
「大いなる船ほうほうと汽笛(ふえ)鳴らし
 馬関海峡暮れにけるかも」。吉井勇
「雨雲のみだれ移るを車房より 
 わが見つつ居り関門の海」。斎藤茂吉

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。