一歩ずつ

おはようございます。

10月最終日、今月のご愛読ありがとうございます。お陰様で今月も毎日欠かさず書くことが叶いました感謝致します。
ありがたいですね、お天道様が毎日東から昇り、西に沈む、怠りなく勤めてくださり、まさに天の道(人の道)を示して下さる。怠らず励めば周囲の多くを育んでいく、私もお陰様で日々読経し祈ることで人様が頼りにしてくださる、こんなありがたいことはありません。
「一歩ずつ」。
一日、一日を過ごして一ヶ月を重ねました。どの一日をとっても大切でない日はありません。「塵も積もれば山となる」です。本当にその通りだという思いが年を重ねますとドシンと胸に響いてきます。そんなことを思いますと毎日が幸せです。
「まずは小さなところから始める」ことは少しの成功を収めていればいるほどおざなりにしてはいけません。「自惚れが生じるのは少しの成功時だからです」。大きな成功を収めている人は自惚れません。
なぜかと言いますと、昨日も書いていますが何も出来ていなかったとき、社会人一年生の時の事、その時の恩、感動を忘れていないからです。「初心忘るべからず」を胆に銘じているのです。仕事の右も左もわからない若造に給料を払ってくれるのですから、こんな凄いことはないのです。何と社会とは、会社とはありがたいのでしょう。
それが数年、否、数ヶ月経ちますとたちまち有り難い気持ちを失ってしまい、不足を思ってしまう。この時点で人生の勝敗は決まったようなものです。人の事を考えられない「我利我利亡者となってしまう」(気づかないからなってしまう)。
何も出来ないときの感動を忘れなかった人はどのような気概を持つようになるのかといいますと「人としての道で、自分の小さな欲望を捨てて人を恵むより尊いことはない」と思えるようになり、人様の事を考え行動するようになるのです。
私はお経を唱えただけで「お布施がいただける」ということが不思議でたまりませんでした。何もしていないのに、信者さんに頼まれお経を唱えただけです。それでお布施をいただける、感動というよりも、驚きでした。
自分の出来ることは小さい事、しかしその小さい事が出来ることを喜んでやっています。欲望とは何でしょう、これまた小さな事です。「自分の事しか考えられないから欲望は小さい」のです。どちらの小も「大と為る」ことを忘れてはいけません。
勤と惰とどちらも最初はささやかで小さいものから始めるのです。黒と白のように反対になったのは、努力するのと、怠けるのと、二つの違いからきたのです。貧富も、盛衰も、存亡も、みなこれと同様です。
どちらにしても最初はささやかで小さいから行動できることを知らねばならないのです。小さい事を侮るなかれです。少しの自惚れ、怠惰が大きく成長するのです。今月のご愛読ありがとうございます。
11月1日、明晩は「にんげん学」一宮講座。11月初日、一ヶ月の初心、スタートをしっかりと学ぶことから始めましょう。今日も素晴らしい一日でありますよう。
写真は昨日誠澄の随喜をしてくださいました伊丹のYさんご夫妻です。Yさんごくろうさまでした。それと昨日京都駅に用事があってでかけたおり京都中央郵便局前にあったポストの上のモニュメントがあまりにもかわいらしかったので撮影しました。郵便局に行ってキャラクターの名前をきいたところどなたもわからないという返事でした、えっ?・・・そんな○○な、ですね。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。