リーダーの心得

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございます。小倉講座は論語、堯曰第20、最終篇大詰、孔子の言葉は出ておらず、弟子の言葉ばかりですが、それが又凄いのです、師の孔子を慕っている、そして使命、立命、命を立てるのが大事だとの師の教えを継承すべき事を弟子達が言っている。このように慕われる人間を目指したいものです。
論語、公冶長(こうやちよう)第5、第26条にある孔子の言葉を思いだします。「老者はこれを安んぜしめ、同僚はこれを信ぜしめ、少者はこれを懐かしめん」。
意は「あるとき孔子が二人の弟子と語り合っていると、弟子の一人から、「先生はどんな人間になりたいと思っているのですか、その理想とするところをお聞かせください」と問われました。それに答えたのが、この言葉です。
「年長者からは安心され、同輩からは信頼され、年少者からは慕われる。そんな人間になりたい」ざっとこんな意味になるのでしょう。これが孔子のめざした人間像でした。
「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、たしかに平凡といえば平凡なことばかりです。しかし、この言葉は、まわりから信頼される「社会人とはどういう人間なのか」、その「中身をよく説明している」のではないでしょうか。
なにしろ、上の者からは安心してもらえるし、同僚からは信頼され、下の者からは慕われるというのですから、まわりの信頼という点ではこれ以上ないレベルと言ってよいでしょう。
経営(人生経営も)を軌道に乗せるためにも、まわりの信頼が必要になります。企業に対する信頼、経営者その人に対する信頼、いずれも欠かせません。そういうものを考えるうえでも、孔子のこの言葉がずいぶんに参考になるはずです。
「修己治人の学(己を修めて人を治める)」が今日ほど必要性を感じるのは私一人りばかりでないことを信じます。来月は今年最後の講座、体調管理とスケジュール管理を確かにしてご出席ください。
そのような事で、皆さんはリーダー(大人)とはどのような使命、役割を果たさなければならないと考えておられますか。いかがでしょう。
「リーダーの心得」。
リーダーの心得は端的に云えば、「部下の考えを尽くさせる」、そして「これを公平に裁決する」ことにあります。普段からアイデアを汲み取り上げていくようでなければ、部下はアイデアを出さなくなる。
また「部下を引き立て、気合いが乗るように働いてもらう」ことです。楽しい、この会社で力を尽くしたいと考えるようでなければ、生き甲斐、やりがいを持たず、モチベーションが上がらない。
そして「自分に部下より善い考えがあっても、さして害がない事は部下の意見を用いること」。何か部下が意見を出し、それより自分のアイデアのほうがたとえ良かったとしても害がなければ部下の発案を用いるべきである。でなければ、発案しても「つぶされる」ということで「やる気を失わせる」からです。
また、「些少の過失によって人を棄てない」、「平生嫌いな人間を能く用いてこそ手際、手腕」です。
「自分流儀の者ばかり取り上げることは、水へ水をさすことで、部下の向上につながらず、進化しない、部下の新たな才能を見出すことが出来なくなる」。
ほかにもリーダーの心得はあると思いますが、先ず上のことを心がけてください。そのためにも「心学」を修めることが要であることは言うまでもありません。何事でも同じです思考も一朝一夕には身につきません。先ず心がけを怠らないことが肝要。今日も皆様にとり素晴らしい一日でありますよう。
写真はいつも懇親会でお世話になっております、お多幸さんの入口、前菜、おでん盛り合わせ、旬の寄せ鍋、大分産の焼きガキ、なごやふくの唐揚げ、そして昨日は出席者のOさんの誕生日でしたので、ハッピィバースディです。Oさんおめでとうございます。
マスターごちそうさまでした。来月もよろしくお願い致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。