同じ事

おはようございます。

今朝はお星様がキラキラと美しく耀いています、お月様は盃のような受け月、思わず皆さんの願いが叶いますようにと手を合わせました。雪国の人は大変でしょうが、この冷たさは好きです。寒くなりますと用心するようになり、気が引き締まるからです。夏の暑いときでも同じ事が言えます。気合いを入れなければ進めないことが好きです。
気合いを入れ物事に対する習慣がつきますと、緊張感を失わず、為さなければならないことでの「漏れを少なくできる」事がありがたいのです。
水子供養祭」おまいりいただきました皆様お寒い中をありがとうございます。お体お大事によいお年をお迎えください。
「同じ事」。
自然に感謝する日々、自然の何に具体的に感謝しているかと申しますと笑われるかも知れませんが、「繰り返す」ことに感謝しています。愚鈍である私にはこの繰り返すことに強い勇気と希望を持たせてくれたのです。
毎日変わったことをやれ、新しい事をやれと言われたら私は今日の私の存在は無かったであろうことを確信しています。同じ事を繰り返すことで「成長する、大と為す」ことを教え、目の当たりに示したくれたのが「自然の運行」です。繰り返すことで身につく、体得することができました。
同じ事を繰り返すことで次第に成長し「世界を拡げている」。凄い、凄いと感じる連続、そしてその成長には「年数がかかることも教え示してくれた」のも大きな喜びです。しかし「一年一年確かに成長する」姿も見せてくれたのです。
また季節毎に一年一年に木々が自然を彩る昆虫や小鳥のよってくる違いも知りました。人も成長すればいろいろな人と出会うことが出来るんだと教えてくれました。今は冬です、冬の季節には「葉を落とし成長が止まることも教えてくれました」。このことが私にはとても嬉しかったのです。
「上に伸びられない、花が咲かない、実が実らない季節があるのだ」ということの事実、人生にも四季があることを気づかせてくれたのです。上に伸びられないときは「根を深くすることだぞ、勉強する季節だぞ、蓄える時季だぞ」と、上に上にと言う意識だけではやがて力を消費し衰え、力尽きて破滅することを知りました。
木々が葉を落とすとき人間は何を思うのでしょう。そう「心の田を耕すこと」です。そしていつか寺という大地に人様が安心して訪ねてこられるお手伝いができるようにと、この時季は「心を耕す、修養する」のだぞと教えてくれたように感じています。そして春になれば又「一からやり直すことが出来る」。
自然はありがたいものです。今夜は「にんげん学」京都講座、明日は大阪講座です。自然の道を説く老子をご一緒に読みましょう。会場でお待ちしております。今日も皆様にとり素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は葉を落とした境内の桜の木と花梨の実だけが残った姿。