不幸を招くもの

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございます。本年の最終講座でお会いできましたこととても感謝しております。やはり「終わりよければすべてよし」で、人情として最後の講座に皆さんとお会いしたいというのが本音。一年ありがとうございます。お体大切に年末をお過ごしの上、よいお年をお迎えください。
新年初講座は心華寺が会場です。一年に一度心華寺での開催、全国の皆さんも「新春特別講座」へ宜しくご出席下さい。1月13日(日)午後1時半受付、2時開講です。お待ち申し上げます。
「不幸を招くもの」。
何か今日の題名は嫌な感じを受けてしまうかもしれませんが、お許しください。私たちは幸せになろうと考えて勉強したり、知識を得たりしています。このことはとても素晴らしいことであり、良いことです。しかしなぜか、幸せになるためと思って始めた勉強が重荷になっていると考えている人が多く見受けられるのは私の独り善がりでしょうか。
せっかく幸せになろうと思って勉強したはずなのに、幸福感を感じられないのはなぜでしょう。それは「競争心」から始めたからです。「人より上に」、「人よりも立派だと言われたい」という我欲が人生を暗いものとしてしまったのです。
上に行くことを考えたのに、上に立てない、こんな不幸なことはないでありましょう。このように考えて勉強を始めた人は「上下」という言葉の示す本質的なことを知らないのです。このような相対的な思考からは不幸感を増しても、幸福感、充実感は生まれようもないのです。
誤った物の見方をしている人は、「下が上で、上が下であることを知らない故の不幸」です。自然を見れば分かるように枝葉は枯れ落ちますが、下(根幹)は盤石にいつまでも残っているのです。
社会では黙々とよく働く人が大事にされるのは当然のことではないでしょうか。上だ、下だ、良い仕事、悪い仕事などと狭い我見で己の心を騒がすことなく、心をどっしりと臍下丹田に据えて無心に働くことが幸せなのです。
母親からいつも言われていました「働くに追いつく貧乏無し」、心身の貧乏は不足から生じるのだとこの頃分かるようになりました。親は時折でてきて教えてくれるありがたい心の存在です。
明後日の金曜日14日は「にんげん学」東京講座です。東京地区の皆さん本年の最終講座でお会いできますことを楽しみにしております。今日も素晴らしい一日でありますよう、お祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。