交際の道

おはようございます。

昨日比叡山下山当時おまいりのほとんどないときに来て下され、滝行などもご一緒にしていただいた京都のNさんと、そのお嬢さんでEさんご夫妻、娘さんの4人でおまいりくださいました。20年ぶり、Eさんが19才でよく私にお弁当を持ってきて下されたことが昨日のように蘇りました。
お母さんのNさんは90才に、とてもお元気、今日の心華寺を見て涙して喜んでくださり、逆に励まされました。Nさん達が当初おまいりいただいたお陰で今日があります、ありがとうございます。これからも精進してまいりますNさんお元気で。
先日「日常の五心」を書きました。人の道での繁栄は交際の如何一語に尽きると言っても過言ではありません。才があっても、学問があっても、この交際如何でお付き合いが始まるか否かが決まるのです。
「交際の道」。
先日の「五心」をもう一度書きます。
1、ハイという素直な心
2、すみませんという反省の心
3、わたしがしますという奉仕の心
4、おかげさまですという合掌の心
5、ありがとうという感謝の心
この日常の徳目が交際の要。私は52才からゴルフを楽しんでいます。このゴルフがすこぶる楽しい、なぜ楽しいかといいますと、「ハンデ」で上手な人、・・・な人?どなたとでも楽しめるのです。交際の序はこの「ハンデ」が大事です。碁や将棋などを楽しむ時も同じです。強い人は駒を落とし、相手の力と相応するくらいにして楽しむのです。
人の世の妙味、面白いところは今日下に居た人が突然に上位に来るということや、貧しかった人が富者になるということです。その逆も大いにある。
そこで日頃のお付き合いの在り方、交際の在り方がこの諸行無常、変化の世には大事なのです。ゴルフのハンデのように、碁や将棋のように人生を楽しみ切磋琢磨するのであれば、駒を外したりするようにしなければいけません、力が違ってあたりまえですから、こちらが富があったり、社会的地位があったり、また才があって、相手がそうでなければ、富をはずし、位をはずし、才をはずす、これが交際上に必要な理であるのです。
「君子は豹変す」「三日あわざれば刮目すべし」というように、人間は変わります。誰もが明日を夢見ない人はいません。人と人と相対するときの交際の要、交際の道というものがあることを知ることです。でなければ永いお付き合いも出来ず、何か助けて欲しいときが出来たときなどには、誰も手をさしのべてくれるような人もいないのです。
五心を日常の徳目として人様と永くお付き合いができる、共に切磋琢磨する楽しい人生と為すには交際の道という道があることを知ることです。明日は「にんげん学」東京講座、東京地区の皆さん本年の最終講座、ご出席をお待ちしております。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。