三つの方法

おはようございます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございます。嬉しいですね、沢山の方にお集まりいただき感謝致します。一年納めの講座、終わりよければすべてよし、人間は弱いもので、いくら坊主の私でも沢山来てくだされば嬉しいですし、少ないときはなおさらに来て下された方への感謝の思いを強くします。
一年ありがとうございます。新年1月初講座は11日(金)です。30分早めての開講です、お時間をお間違いのないようにお集まりください。お大事に年末をお過ごしの上、良い年をお迎えくださいますよう。
「三つの方法」。
東京講座、一宮講座は「論語」を読んでいます。知識を身につける方法として孔子は三つをあげています。知識は身につけてこそ生かされるとし実践、修己治人を旨としたのです。
1、実践する。
2、勉強する。
3、質問する。
先ず実践が大事だといい、何か良い仕事、アイデアはないかなぁ〜などと「ぼっ〜としない」ということです。「下手な考え休むに似たり」。
論語、子罕第9、6条に「私は若い頃、生きていくのがやっとの生活だった。だから、どんな仕事でもしてきて多能となったのだ」と述べています。つまりいろいろな仕事につき、多くの経験をする中で知識を獲得し身につけていったのです。
二つめは、学問をする中で身につけていくということです。学ぶことを続け、いつでもそれが活用できるように復習すること、学んで厭きるこということがないくらいに学び続ける中で、知識は身につくのです。
三つめは、質問する中で身についていくということです。為政第2、17条に「知っていることは知っているとし、知らないことは正直に知らない」とし、人様への質問を通じて知識を獲得していくのです。
これができそうで、出来ないのが私たち凡人、知らないことを知らないという勇気がない、知ったかぶりをする、このようなことでは知識は身につけるどろこか、どんどん人間性を悪くさせるのです。
孔子は、よく質問をしました。孔子ほどの人間が質問をしたのですから、況んや凡人をやということでしょう。
「自分を含めて三人で行動するときでも、必ず自分にとって師となる人がいる。善い人であれば、その善いところを選んでまねよう。悪い人であれば、そうならないようにと反省する」。また「ことあるごとに年長の経験者に尋ねた」(八佾第3、15条)。これは自分が知っていることでも、誤りのないように詳しい人に確かめているのです。
孔子の有名な言葉に、「下問を恥じず」(公冶長第5、15条)があります。後輩や目下の者に教えを乞うことを恥じず、わからないことは誰にでも積極的に素直に質問したのです。質問することで自ら学びを得ていたのが孔子です。
来る年も学びましょう、怠らなければ身につきます。今日も素晴らしい一日でありますよう。
心華寺では今日から一泊二日M&Uスクール。本年最後のスクールに留守をしますが、宜しくお勉強ください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は定宿の前の通り。残り少ない色づいた楓の街路樹、そして昨日「ぶら和尚」で行きました上野の森美術館で開催中の「ツタンカーメン展」に入ります前と出た後に撮ったものです。104点の展示物がありましたが、すべてに圧倒されました。
上野の駅前にじじぃギャグのような「3153」というビルがありましたのでパチリ。スカイツリー西郷どん銅像もパチリ、高校卒業後上京し初めて見た西郷どんが今日のように蘇りました。