天恩

おはようございます。

ふるさとは遠きにありて思うもの、といいますが、年令を重ねることも同じかも知れません、年々懐かしく思います。昨日故郷に帰り両親の墓前に手を合わせ不幸を詫びました。兄が快く出迎えてくれるのが嬉しく、変ですがジーンときてしまいます、これも年令でしょうか。
「孝行したいときには親はなし」とはよくいったもの、この言葉は私のために作られたのでしょう。父親の年を越えてしまっても孝行が出来ておらずふがいないことです。
「天恩」。
恩、感謝という言葉を知っていたとしても、恩を受けながら報いていないことを多くしています。徳を受けてそれに報じていないことも少なくありません。「徳を報いることを知らない者は将来の繁栄がない」といわれています。墓の前で大いに反省しました。
なぜかといいますと、「その根本を捨てるから」だといいます。だから自然に幸福を失うのだと。よく徳を報いる者は「将来の繁栄をあとにして、前のことを丹精におもうから、自然に幸福を受け、富貴がその身を離れない」というのです。
「報徳は百行の長といわれ万善の先」ともいわれます。私たちはその根源を究明すれば簡単に理解できます。吾が身の根源は「父母の生育のお陰」。父母の根源は「祖父母の丹精」にあり、祖父母の根源は「その父母の丹精にある」のです。
このように究明していけば、「天地の命令に帰結」するのです。故に両親、祖父母、その以前、根源に報恩を為すことで自然に幸福は受け富貴がその身を離れないということを改めて考え、反省しました。故郷はいろいろなことを思い出させてくれます。
今日も素晴らしい一日でありますようお祈り致します。 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は車中からの雪景色、車中の様子、特急つばさ、実家に帰ると必ず食べるラーメン、美味しいですよ。そして旧
本堂と新本堂です。