仁徳

おはようございます。

昨日は今年最後の持病の定期検診、病はよくありませんが「一病息災」としたいものです。自分を知っているものは自分だとうそぶいてはいますが、自分を一番知らないのが自分。やはり客観的に見てもらうことが大事です。
しかし、自惚れる、これが人間には厄介なことです。感情が豊かであることは大事ですが、すべてに於いて感情的であってはならず、時として冷静でなければいけないのが人間でもあります。今では師の言葉をもっと大切にしておけば良かったと反省しています。
「仁徳」。
リーダーとは、ということを先日の選挙以来考えています。リーダーは「才能と仁徳」を併せ持つことが重要ではないでしょうか。そして「仁徳をベースにする」ことがより大事です。上にも書きましたように、私たちは己を見るよりも外を見ることのほうが得手だからです。
孫子の「計篇」に「リーダーは、知恵があること(智)、人から信頼されること(信)、思いやりの心があること(仁)、勇気があること(勇)、厳格であること(厳)、の五つの徳性を備えていなければならない」とあります。つまり「仁徳」がリーダーにとって重要な素質だというのです。
この世は常に未来に向かっています、確かで不確定な未来。そのために何をすべきかといえば、「成功に王道はなく、ただ、努力する」だけです。リーダーはどう努力するかということですが、世界を見てヒントにし、そして内を見て社員の才能を見抜き生かすことです。そのための仁徳です。良い人材がいないかな〜などと外に求めているような社長では戦う前に敗れていることを知りましょう。
この仁愛がなければ「人の能力を最大限に引き出す」ことができないのです。何事も自分の能力でやろうとした先日までの日本のリーダーの失敗を見れば一目瞭然です。
韓非子はこういっています「最低ランクの経営者は、自分の能力で仕事をする。中レベルの経営者は、人の能力を使うことができる。最高ランクの経営者は、人の能力を最大限に引き出して使う」と。
未来という不確定な世界に一歩を踏み出すには自然、道理を見なければいけません。自然は旧態依然とはしていないのです。土台、中身は変わることはありませんが、それをベースに常に表面は新しいのです。
新しくなければ「死、生きる望みを絶たれたも同然が企業社会」です。私たちは、「絶え間なくクリエィティブにモノやサービスを創り出すことでしか、生存できない」のです。
こういうことを為すことの出来るのが「人、人材」です。
知識学問をいくらインプットしてもアウトプットできない環境であっては人材を生かすことはできません。その人材を生かすことがリーダーにあるのです。仁徳を磨く修練をしましょう。人材は人財となるのです。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は最寄りのJR小倉駅の8時前のホーム、東京では考えられないゆったりしたホーム(人がまばらだけです)。それと12時前の車内の様子、いいでしょう、ゆったりとしていて、これが電車ですよ。昨日病院で友達になった1才の男の子。とかく妙に静かな病院も子どもの明るさでホットします。
昔は伏見と書かず、伏水、伏見は酒所ですので良い水が豊富だったのです、もちろん今でも豊富。通っている病院の近くの橋に掘られている文字をパチリ。