勤めることが

おはようございます。

平成24年一年のご愛読ありがとうございます。皆さんのお陰で書くことがかないました。16年間書き続け11月に初めて数日のお休みをいただきました。それにも関わらずお訪ねいただき感謝いたします。
毎月の法要、各種ご祈願、添え護摩祈願、各種ご回向、月命日まいり、年忌法要、各地でお呼びいただくお祓いや祭事、朝礼、講演また「にんげん学」講座、各イベントにご参加お手伝いをいただきましたことお礼申しあげます。続けてきたからこそ皆様の存在、温かさ、尊さがわかってきたようです。それを考えただけでもありがたいことです。
「勤めることが出来る喜びで一年を終える」。
晦日にいつも思います。日課のありがたさです。自身の無能力、発想の無さを思えば、目覚め休むまでの一日の日課を先人が修行、お勤めということでお作りくだされた、日課があるお陰で日々迷うこともなく楽しく考え過ごすことができています。そして多くの方々とのご縁、知り合うことができました。このように思いますと、ありがたいばかりで怠り怠けるなどということなどはとてもとてもできるはずもありません。懸命に勤めるばかりです。
世間の人は偉大で大きな心、寛容さで私を受け止めてくださいます。そして温かい言葉も、いろいろなお世話もお手伝いもくださいます。なんと世間の皆様は大きく優しい心を持っておられるのでしょう。それが人なのですね、きっと、そして人様がやはり仏なのだと思うのです。
御仏を礼拝しますとき行います「三礼(さんらい)」、「一心頂礼十方法界常住三宝(いっしんちょうらいじっぽうほうかいじょうじゅうさんぽう)」と唱えますが、仏・法・僧の三つを三宝といいます。真理としての仏、真理を説く法、教え説いてくださる僧の三つです。
私はこの三宝に守られている、常に周囲に皆様の姿をされて常住してくだされているのだと実感する一年でした。
また寺に来られます皆さんを拝見して、菜根譚前集、73条を思い浮かべます。「天地の気、暖ならば則ち生じ、寒ならば則ち殺(さい)す。故に清冷なる者は、受享(じゆきよう)も亦涼薄(またりようはく)なり。唯和気熱心(ただわきねつしん)の人のみ、其の福も亦厚く、其の沢(うるおい)も亦長し。」。
意は「自然にめぐってくる四季の気候が、暖かいと万物は生え育ち、寒いと枯れて死んでしまう。
だから、人の心が冷ややかだと、天から受ける幸福も少なく薄い。ただ心がなごやかで、熱意あるひとだけが、その福徳も厚く、そのめぐみもいつまでも続く。」。
寺に来られる方はこのような人が多いのです。ですから多くの皆さんが繁栄をなされているのです。その姿を目の当たりにできることも日課のお陰と感謝するばかりなのです。一年ありがとうございます。よいお年をお迎えくださいますよう。
今夜23時30分より除夜祈願、新年元朝護摩を修します。平成24年のお礼と感謝を込め、ご一緒に平成25年の新玉の神々をお迎え致しましょう。心華寺はおまいりの方は多くありませんので、心静かに熱い祈りを捧げることが出来ます。お待ちしております。甘酒の接待を用意してあります、是非ご家族でおまいりください。
昨日は一年を洗い清めるような雨が一日中降っておりましたが今朝はスッキリとお星様が見えて冷え込んでいます大晦日を大事にお過ごしください、そして一年の締めを喜び一杯に終えることが出来ますようお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は愛媛八幡浜、一生園のOさんから皆さんにとお供えいただきました橙とミカン、見事ですね、無農薬で丹精をこめて育て、ワックスを使わず一個一個手ずから磨いています。正月のおまいりにこられた皆さんには、のびのびと育てました日本一びのび、お日様ミカンを差し上げます。大きいミカンを「福ミカン」というそうです。大きいミカンをお供えした写真と、普通サイズのミカンと並べての写真。どうぞおまいりください。おまいりに来なければ差し上げられません。お正月から悔やむことのありませんように。