富貴を招く

おはようございます。

今日、明日とまだお休みが続きお正月を十分に堪能しておられる方も多いことでしょう。食べ過ぎ飲み過ぎにはくれぐれもご注意を、お休みが仇になってはいけません。
それにしましてもやはりお休みに親しい人と般若湯を酌み交わしたり、話をすることは何と楽しいことでしょう。大切に交友をしなければなりません。一年の計を皆さんも立てたことでしょうが、それを忘れずに昨日も書いていますが静かに淡々と進み歩んで下さい。
「富貴を招く」。
菜根譚、71条に「福は徼(もと)むべからず。喜神(きしん)を養いて以て福を召(まね)くの本と為さんのみ。禍(わざわい)は避くべからず。殺機(さつき)を去(のぞ)きて以て禍を遠ざくるの方と為さんのみ。」。
意は「幸福はことさらに求めようとしても求め得られるものではない。ただ楽しみ喜ぶ心を養い育てることが、幸福を招き寄せる根本の条件になるだけである。
災禍は人の思うように避けようとしても避けられるものではない。殺気だった心のはたらきを取り去ることが、災禍を遠ざける唯一の方法となるだけである。」。
いかがですか、読み聞けばなるほど、なるほどと思いますし、とても簡単なことです。しかししかしです、いかがでしょう、日々の暮らしを楽しみ喜んでおられますか?、不足を言っておられませんか?如何でしょう。身近な生活を楽しみ喜び感謝すればこそ幸福を招き寄せる根本の条件なのだぞ、と菜根譚は教えているのです。ブツブツと不平不満を言っているようでは福の神も遠ざかるだけなのです。
そして災禍もなかなかに避けることは難しいと、避ける方法は、殺気だった心を取り去る、いわゆる、人様を羨んだり、妬んだり、社会や会社に不平不満を抱かないことが災禍、不運を避ける唯一の方法なのだというのです。
今日、明日とお休みが未だありますので、何故チャンスが巡ってこなかったのだろう、営業をしていて何故取引が上手く行かなかったのだろうと考えておられる方がありましたら、菜根譚のこの言葉をよく味わって考えてみて下さい。そして自分の心の奥を探り点検してみてください、仕事を楽しみ喜んでしているか、人様に対して殺気だっていないか等々です。
では皆様今日も楽しく喜び多い一日として幸福を招き寄せる条件を整えましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
寺の門を入って直ぐ左手にあります「出世七福布袋尊」です。こんな笑顔で人様と接することができればいいのかも?です。布袋さんのお腹は「どらえもんのポケットと同じ何でも出てくる」のです。笑顔は万能なのでしょう。